FP試験では学科・実技とも6割以上の正解で合格となる。

学科で言えば60問中36問以上の正解で合格となる。

裏を返せば24問は間違えられることになる。

 

6つの分野で平均10問くらい出題されるから、各分野最低でも5問以上は正解しないと勝負にならない。

1つの分野で正解が10問中2問くらいだと合格ライン突破は難しくなる。

そもそもきちんと学習すれば特定の分野だけ2問正解などありえないから、そういう人はその他の分野でも得点が伸びないだろう。

仮に2分野を捨てて残りの4分野に特化して40点満点を取れば合格するわけだが、問題の構成から見るとそうは問屋は卸してくれない。

現実的な問題として満遍なく学習しないと得点が積み上げできないようになっている。

 

いくら勉強してもボーダーラインが超えられない人は、今更新しい論点を詰め込んでもどうしようもない。

とにかく自分が完璧に覚えた論点が出たら確実に正解するしかない。

それでも試験は何が起こるか分からないので、思わぬ凡ミスをするかもしれない。

出題内容によって運・不運はあると思うが、ボーダーラインギリギリの人はこの運・不運に左右される確率が高くなる。

ちなみに2023年1月の試験は例年と比較して簡単だったが、それは運でしかない。

ラッキーで合格した人も多いと思うが、5月はどうなるか分からない。

もう時間がないので、何回も間違って不正解になる問題は諦めて分かる問題を絶対に間違わない戦略に変更しよう。

 

運・不運に左右されるくらいならきちんと学習すれば確実に合格試験だから情けないと思うが、もう時間がない。

下手な小細工はどんな試験でも効かない。

可哀相だが自ら合格の確率を低くしてしまったことが良くないのだから、本番では現時点での知識をフルに出せるよう頑張って欲しい。

そうすればもしかしたら合格するかもしれない。