多くの人が苦手とする不動産分野の中で、建ぺい率・容積率の計算問題を捨て問題とするのはもったいない。
当たればでかいし、やらない手はない。
下手な文章問題より設例や資料を見れば確実に解けるので諦めないで学習して欲しい。
入力する条件等は①~⑩の条件を丁寧に設例や資料から拾っていくだけ。
①敷地面積
これがないと計算できません。
たまに前面道路が4m未満の場合があるので②でセットバックの計算をしてから敷地面積を出します。
③・④
指定建ぺい率と指定容積率は資料のままの数字です。
⑤角地
角地の場合は、建ぺい率の緩和+10%が受けられるのでここが第一関門になります。
⑥前面道路⑦前面道路による容積率の制限
前面道路幅は容積率の計算で使用するのでここも要注意です。
⑧防火規制⑨建築物
耐火建築物を建てる場合は建ぺい率の緩和が受けられるのでこちらも大事な論点になります。
非耐火・耐火建築物のどちらかを建てるかは問題や設例にサラッと書いてあるので見逃さないでください。
⑩用途地域
用途地域によって様々な建築の制限があるので問題によっては重要に条件になります。
ここまで条件を間違いなくピックアップできればほぼ間違えることはないでしょう。
建ぺい率の緩和は角地による+10%と耐火建築物を防火地域に建てるので更に+10%の緩和が受けられ、+20%の緩和が受けられます。
よって指定建ぺい率80%+20%で建ぺい率は100%になります。
ここまで分かればあとは計算式に当て嵌めていくだけです。
前面道路幅は7mなので、7m×6/10=420%>指定容積率300%で300%が容積率になります。
求める建ぺい率と容積率は以上のようになります。
この建ぺい率と容積率の計算問題では、①~⑩までの条件をきちんと出せばほぼ答えは出たも同じです。
計算式や計算過程はたぶん提示されているのでそれを間違いなく電卓で計算していくだけです。
これだけで実技は2点ないし3点が取れる。
学科も①~⑩までの条件が論点として出題される。
もう建ぺい率と容積率の計算問題は難しいとは言わせない。
機械的に答えが導き出せれば、間違えようのない問題になる。
頑張って苦手問題を克服してください。
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