法定相続人・法定相続分・遺留分

 

相続問題は、まず法定相続人と法定相続分をきちんと分配することが基本となります。ここで間違うと計算が合いません。

相続図をよく見て法定相続人と法定相続分を書き込んでから問題を解くようにしてください。

遺留分割合や相続放棄など3級で学習した論点で十分解けます。

 

20225月実技 問20 

仮に課税遺産総額は6,000万円とします。

法定相続人は本来、配偶者・子になりますが、子が相続放棄しているので、次の順位である直系尊属の母が法定相続人になります。

遺留分はそれぞれ法定相続分に1/2を掛けたものになります。

なお兄弟姉妹には遺留分はありません。

 

20221月実技 問21 

 

課税遺産総額を6,000万円と仮定します。

法定相続人は、配偶者・被相続人の兄弟の3人になりますが、兄が死亡しているので、その子供(甥・姪)が代襲相続することになります。

配偶者と被相続人の兄弟姉妹が法定相続人の場合は、配偶者が3/4、兄弟姉妹が1/4になります。