高額療養費

高額療養費は保険料の自己負担割合と負担限度額がどう関係しているか理解してください。

総医療費が100万円なら30万円が自己負担額になりますが、世帯の所得額によってその自己負担限度額が決められています。

3割負担分-自己負担額=高額療養費として還付されます。 

 

20221月実技 問33 

剛さんは、病気療養のため2021年11月に5日間入院した。剛さんの2021年11月の1ヵ月間における保険診療分の医療費(窓口での自己負担分)が18万円であった場合、下記<資料>に基づく高額療養費として支給される額として、正しいものはどれか。なお、剛さんは全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の被保険者であって標準報酬月額は34万円であるものとする。また、「健康保険限度額適用認定証」の提示はしておらず、世帯合算および多数回該当は考慮しないものとする。

1.12,180円
2.83,430円
3.93,570円
4.96,570円

①総医療費をまず求めます。

病院の窓口で支払うのは総医療費の3割になります。

18万円/30%60万円

 

②標準報酬月額は41万円なので、自己負担限度額は、

80,100円+(600,000円-267,000)×1%83,430

 

③高額療養費として還付される金額

180,000円-83,430円=96,570