2FP試験論点整理 債券の商品知識

 

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3級で学習する債券価格と金利の関係やリスク関係の論点は2級でも出題されます。

なぜ金利が上がると債券価格は下落するのかその関係性をしっかりと学習してください。

仕組債

仕組債は、スワップやオプションなどのデリバティブ(金融派生商品)を組み合わせた債券になります。

一般的に高利回りの商品が多いですが、信用リスク等の債券リスクのほか、あらかじめ定められた参照指標に基づき償還金額が決定される仕組債については、当該参照指標の変動により償還金額が変動することで、投資家が受け取る償還金に差損が生じるおそれがあります。

 

転換社債型新株予約権付社債

転換社債型新株予約権付社債は、特定の価格(転換価額)で株式に転換することができる権利が付いた債券になります。

 

他社株転換可能債(EB)

他社株転換可能債(EB)は、償還日までの株価変動によっては満期日に金銭(償還金)が支払われる代わりに当該債券の発行者とは異なる会社の株式(他社株)が交付されることもある債券です。

償還金か他社株式のどちらが交付されるかは償還日までの株価変動で決まり、投資家はその選択権がありません。

 

デュアル・カレンシー債

デュアル・カレンシー=二重通貨建てという意味です。

購入代金の払込み・利払いを円建て、元本の償還はドル建てなどの組み合わせがあります。通常金利格差の大きい通貨の組み合わせで発行され、利払いは低金利の通貨、償還は高金利の通貨が一般的です。

また払い込みと償還が円で、利払いが外貨の組み合わせは、リバース・デュアルカレンシー債と呼ばれます。

 

 

払込み

利払い

償還

デュアル・カレンシー債

円建て

円建て

外貨

建て

リバース・デュアルカレンシー債

円建て

外貨

建て

円建て

 

サムライ債・ショーグン債

サムライ債

海外の発行体(国際機関、外国政府、民間企業など)が、日本の投資家を対象に、日本国内市場で募集・発行する円建て債券。

海外の発行体がサムライの国・日本で発行する債券ということからこう呼ばれており、正式名称を「円建て外債」といいます。

ショーグン債

海外の発行体(企業や政府、国際機関など)が日本の投資家を対象に発行する外貨建て債券。

「ショーグンボンド」や「東京外貨建て外債」とも呼ばれる。

元本の払い込み、利払い、償還ともに外貨建てで行われるため、為替変動の影響を受ける。

その他固定利付債券の特徴等も頻出の論点となります。

 

過去問は通しでやるのではなく、必ず論点別に類似問題を解いてください。