2FP試験論点整理 株式の信用取引

 

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2級では株式の信用取引が新たな論点として加わります。

1.株式の信用取引

株式の信用取引では、委託保証金を証券会社に差し入れて投資資金以上の資金を使って運用します。委託保証金を証券会社に差し入れることで通常取引の数倍の投資資金を運用することができます。このことによりレバレッジ効果が生まれますが、儲けも大きい反面、損失も大きくなります。

 一般信用取引・制度信用取引

制度信用取引では証券取引所が公表している制度信用銘柄選定基準を満たした銘柄のみを対象として行われる信用取引になります。

制度信用取引

概要

金利負担

証券取引所が公表している制度信用銘柄選定基準を満たした銘柄のみを対象としておこなわれる信用取引。

選定基準が厳しい分、銘柄に信頼性があるので、一般信用取引に比べて貸し出し金利は低め。

一般信用取引

投資家と証券会社の間で行われる信用取引

投資家は証券会社から借りた資金に金利を上乗せして返済する必要あり。(制度信用取引よりも金利が1%くらい高い)

2.委託保証金

委託保証金は、信用取引における担保の役割です。お金や株券を借りて取引をするので、一定額を担保として差し出す必要があります。

委託保証金として認められるのは、現金・株券のほか国債や投資信託などの代用有価証券などがありますが、非上場株式は認められませ

ん。最低保証金率は30%になっています。

3.追加証拠金(追証)

信用取引で購入した株が下落して、株価が購入時の価格の1/3くらいになると保証金を追加するように証券会社から求められます。このことを追加証拠金(追証)と呼びます。

信用取引では一定の保証金維持率を維持しなくてはなりません。株価が下がれば、担保分も減ります。証券会社によって異なりますが、保証金維持率が低下すれば、その低下分を補うために追加の保証金を入れなくてはなりません。

 

過去問は通しでやるのではなく、必ず論点別に類似問題を解いてください。