昨日は、ヘルベルト・ブロムシュテットがチェコ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮するという珍しい組み合わせのコンサートを聴きに行きました。


 プログラムは、ベートーヴェンの『田園』とブラームスの交響曲 第1番というブロムシュテットが十八番とする演目です。


 感想は…

 もう… ただ感動です…



 『田園』の冒頭からオーケストラをしっかりと引き締め、チェコ・フィルの美音(特に木管群!!)を活かしつつも、ベートーヴェンらしい格調の高さを失わない見事な演奏で、前半終了時点で瞳がうるうる状態…(ホルンがやや「ドヴォルザーク風」に聴こえたのはご愛嬌)


 「アレグロ」楽章でのブロムシュテットは、まるで踊っているかのような微笑ましい指揮振り!!



 そして、後半のブラームスは、こちらの高い期待を遥かに凌駕する名演奏でした…


 胸を締め付けられるような厳しい音色で演奏される第1楽章からコンサートマスターのソロと木管群の美音に酔いしれる第2楽章、そして、ブロムシュテットが再び指揮台で踊りだす第3楽章を経て、運命の終楽章へ…


 もう、ただ座っているだけなのに心拍数が異常なほど高まり、素晴らしい音楽に包まれながら無意識のうちにオーケストラと一緒に体を揺らしていました…


 終演後、オーケストラの団員が引き揚げても鳴り止まない拍手に応えてブロムシュテットが舞台に登場…


 会場中の聴衆がスタンディングオベーションで彼を迎えました…



 ブロムシュテットは、今年で82歳(!!)にもかかわらず本当に矍鑠としていて… 若い頃と何ら変わらぬ指揮姿が印象的でした。


 高貴な気品を感じさせながらも親しみやすい雰囲気の彼に惹きつけられない人はいないでしょう。

 ※ 写真のように微笑みながら指揮する彼の姿を観ているだけで幸せな気分に浸れます。






 先日、私はある録音と出会った。


 カジミエシュ・コルト指揮/ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲全曲の録音である。


 クラシック音楽のファンといえど、カジミエシュ・コルト("Kazimierz Kord")の名前を聞いたことがある人は、ほとんどいないだろう。


 あるいは、マルタ・アルゲリッチによるチャイコフスキー&シューマンの協奏曲の録音で伴奏を務めていた指揮者と言えば分かるかもしれない。


 一方で、100年以上の伝統を誇るワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団の名前を聞いたことがある人は、比較的多いのではないかと思う。


 名盤として名高いスビャトスラフ・リヒテルによるラフマニノフの協奏曲 第2番で伴奏を務めていたオーケストラ(ロヴィツキ指揮)であり、かの『ショパン・コンクール』の伴奏オーケストラでもある。



 この両者によるベートーヴェンの演奏を聴き、私は、自身の語彙では到底語り尽くせないほどの感銘を受けた。


 今なお、私には彼らに相応しい賞賛の言葉が見つからない…



 もはや、伝説の存在となったアルトゥール・ニキシュやヴィルヘルム・フルトヴェングラー、レオ・ブレッヒ、ブルーノ・ワルターの古い録音から微かに聴き取ることができる20世紀初頭のドイツの伝統の響き…


 コルト&ワルシャワ・フィルの響きに身を委ねていると、まるで自分がその時代にタイムスリップしたかのような幸せな錯覚を味わうことが出来る…


 ドイツ音楽好きには、まさに夢のようなひと時である。



 ポーランドの誇る巨匠指揮者であるヴィトルド・ロヴィツキ亡きあと、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団を引き継いだコルトは、欧州のメジャー・オーケストラを飲み込んだグローバリズムの流れに一瞥もくれず、ただひたすらに自分達の音楽を貫き続けている。







 今日は、新宿で映画を観てきましたキラキラ


 タイトルは…


 『あなたは私の婿になる』


 いわゆる"ラブコメディー"というジャンルの映画ですが、久々に2時間という時間の長さを感じさせない、とても面白い作品です。



 年齢を感じさせないサンドラ・ブロックの体当たり(全裸シーンなど)の熱演と無名の婿役の意外な好演。


 そこに"笑いの要素"である脇役キャラクター2名の存在感がキラリと光る…



 ホロリとくるシーンもちゃんとあって、久々に上質のコメディーを観た気がしますニコニコ



 皆さまも、是非一度ご覧あれDASH!