― SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを減らす最新ガイド ―
こんにちは、小児科・救急科専門医で二児のパパです。
「新生児に掛け布団ってどうすればいいの?」
そんなご質問をいただきましたが、このテーマは赤ちゃんの命を守るためにとても大切です。
今回は、2024年のこども家庭庁の啓発資料に基づき、安全な寝具と睡眠環境について詳しく解説します。
📢こども家庭庁の2024年SIDS啓発ポイント
こども家庭庁の公式サイトでは、SIDSのリスクを減らすために次の3項目が特に強調されています
✅ 敷布団・マットレスは固めを使う
柔らかい布団や枕では、うつぶせになったときに顔が沈み、窒息の可能性があります。硬めで平らなものを選びましょう 。
✅ 掛け布団は使用せず、服装で体温調整を
生後1歳未満の赤ちゃんには掛け布団は不要。スリーパーやロンパースなどの衣服で調整します 。
✅ 添い寝は避け、「同室・別寝」で寝かせる
ベビーベッドなどで、親と別の寝具で寝せましょう。添い寝では子どもが圧迫されるリスクがあります。
また、2024年11月は「SIDS対策強化月間」として、社会的関心を喚起しています。
🛌布団・寝具に関する具体的な推奨まとめ
| 項目 | 推奨内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 敷き布団・マットレス | 固め・平ら | 柔らかすぎると窒息リスクあり |
| 掛け布団 | 使用せず服で調整 | 軽いブランケットも不要 |
| 添い寝 | 同室・別寝が安全 | 圧迫・落下事故の対策に |
| 枕・ぬいぐるみ | 置かない | 呼吸を妨げる物は遠ざける |
🩺その他のSIDS予防対策
こども家庭庁やアメリカ小児科学会(AAP)では、以下の対策も推奨されています:
-
仰向け寝:SIDSリスクが最も低くなる寝かせ方
-
母乳育児の推奨:母乳で育てられた赤ちゃんはSIDSの発症リスクが低い傾向あり
-
家庭内禁煙:妊婦・産後の喫煙はリスクを高めます
-
適切な室温:20〜24℃、過度な厚着や暑がりすぎに注意
-
夜間スリーパーやおしゃぶりは補助的手段として有効
また、心拍・呼吸モニターの無条件使用は推奨されていません。
✅安全な睡眠環境は愛のカタチ
赤ちゃんが安心して眠れる環境づくりは、親の優しさそのもの。
「かわいそう」「寒そう」と思うかもしれませんが、その気持ちを大切にしつつも、安全第一で見直してあげてください。