こんにちはpedcardです。
小児ICUの当直明け。当直明けの体力不足を実感する今日このごろです。
今日は当直明けにそのまま、超音波(エコーですね)の基礎についての勉強会に参加してきました。私のような小児科医、循環器科医にとって被爆なしで患者さんへの悪影響を考えなくてよい超音波検査は本当になくてはならないものです。
機械は日進月歩で国内外のメーカーがしのぎを削って最新の機械を作ってくれますので、年々キレイな画像がすぐに得られるようになり、また細かい心機能がわかるようになったりと非常にありがたいことです。でも基本は変わっていません。音を出して、跳ね返ってくる音を感じて絵を作っている(コウモリがくらいなかで、洞窟の構造がわかるのと同じですね)という基本中の基本は変わりません。総じて最近の機能ばかりを追いかけていると基本が抜け落ちます。私の空手のお師匠さんの座右の銘は「基本即極意」というものでした。特殊なテクニックなどではなくて、結局は基本を突き詰めたところに極意があるというものだと思っています(天国の師匠、それであっていますよね?)。ちょっと年をとってきた今、医療と武道という分野は異なりますが、その言葉が自分を作っていると思うことが多くなってきました。
今日参加したのは、「医用超音波の基礎講座」です。超音波専門医や専門技師を目指す方向けの勉強会に参加してきました。特殊なテクニックなどではなくて、基本中の基本である、波長、反射、屈折、組織内の音速の違い、、、高校生の頃を思い出しながら頑張りました。結構覚えているもんですね。社会人になったらこんな科学や物理なんて使わないんだろって斜に構えていた高校生の頃の自分に言ってやりたいです、意外と役に立つというか、医者になるには無駄なものはなかったですね。また機会があれば書きますが、大学院時代の研究も含めて、数学、科学、生物、物理は必須ですし、国際学会への参加だけでなく、日常の情報は英語の論文で仕入れるので英語も必須、患者さんの訴えを読み取るのには国語や人との関わりかたを覚える部活や課外活動も重要でした。やっぱり頑張っておいてよかったんでしょうね。まあ医者になるには社会はいらないかな?でも人生の深みには歴史は必須ですね。個人的趣味かもしれませんが。
超音波での誤解の生じ方、アーチファクトと呼ばれる、適切な画像調整の背景にあるメカニズムなど非常にわかりやすく講義していただきました。みんなが眠くなりそうなタイミングで演習問題が入ってきたり、講師の先生は非常に上手に講義していただきました。最近上手な講師の先生の研究会や講演会に参加できていて当たりが続いていてラッキーです。得られた知識を、患者さんの診療に、そして若い先生への指導に活かしてきたいと思います。講師の先生、企画を考えてくださった方々ありがとうございました。
ではまた。