スポーツはカラダに良い。
というのが一般的な認識ですよね。
スポーツは勝ち負けや記録を競い合うもの。
勝つことや記録を更新することで自信を付けたい、人より強くなりたい、人に認められたい!
私を含め、人は誰でも持っている自然な欲求です。
ですが、競い合うことには終わりがありません。
ひたすら勝つことにこだわり続け、記録を更新し続けようと頑張ってしまいます。
終わりのない競争世界でライバルに勝つには”カラダに悪いほど”頑張らないと勝てません。
ですが、頑張り過ぎはカラダへの負担も大きく、ケガや体の故障に繋がってしまうものです。
私の友人は、「勝ち」にこだわるあまりに頑張り過ぎてしまい、、
勝てない悔しさや記録更新のプレッシャーで、周りに八つ当たりしてしまったり・・
体の限界を超えてトレーニングをしてみたり・・
強くなりたい気持ちはわかりますが、
頑張り過ぎで体や心の健全さを無くしてしまっては、もったいないです。
「がんばる」は「我を張る」という意味です。
「頑張る」の「頑」は当て字だそうです。
あなたは頑張り過ぎてカラダや心を壊したりしていませんか?
では、どうすれば”カラダと心にいい”スポーツができるのか。
答えはとても簡単です。
”カラダと心に悪いこと”と逆のことをするだけです。
勝ち負けや記録にこだわらず、あなたが「気持ちいい」と感じるレベルで楽しむのです。
勝敗を決める「スポーツ」ではなく、気持ちいいと感じる「運動」を楽しむのです。
勝敗が決まるスポーツは、必ずどちらかが「敗者、負け」で嫌な思いをします。
私の友人夫妻の話を例に出させてもらいますと、、
夫婦で同じ趣味を持とうと、夫婦でテニススクールに通い始めました。
始めの頃は球を返し合うラリーだけで楽しかったのです。
ですが、上達するにつれスクール主催のダブルスの大会に出るようになり・・・
勝った時はいいのですが、負けた時はただ事ではありません。
「お前の足が遅すぎて、ぜんぜん球に追いつけないから負けたんだ・・しかも空振りばかりだし、、」
「あなたこそ、何回も何回もサーブを失敗したくせに・・・」
負けた理由の押し付け合いが始まってしまいました。
「勝つ」ことへの執着心は怖いものです。
ですが・・・
ある日、友人夫妻が私の自転車を見て興味を持ったらしく、自転車に目覚めたのです。
驚いたことに、友人夫妻の趣味が自転車に変わってからは喧嘩が少なくなったそうです。
夫婦で一緒にサイクリングに行っては、、
「あの景色が綺麗だった・・」
「あの坂道はきつかったけど、おまえよく登ったよ・・」
「あそこで食べたなんたらジェラートは最高に美味かったよな・・」
と、テニスをしていた頃の喧嘩はどこかにいってしまったようです。
自転車のおかけで友人夫妻には平和が戻りました。
友人夫妻は勝ち負けの世界を卒業して、楽しさを共有することに価値の視点を変えてしまったのです。
人よりも強くなりたい、人に認められたい!という欲求を、
思い切って違う方向へシフトしてみるのもいいかもしれません。
「勝ち」は誰かにあげてしまう。
そうすると、頑張らなくてもよくなり、いつも「ご機嫌」でいられます。
あなたも頑張る「スポーツ」から気持ちいい「運動」へ、
いつも「ご機嫌」に楽しめる自転車生活にシフトしてみませんか?
PS.
「大人のための自転車入門」のご紹介
楽しく生活を送るにはまずは健康。
心身の健康の維持には自転車がどれだけ有効かを伝えてくれる一冊です。
無理のない走り方、紫外線対策や疲労を残さない乗り方のアドバイスも。
50歳、60歳から自転車を始める、いつまでも自転車を楽しみたい、という方におすすめ。
個人的には女性をうまくサイクリングに誘い出す秘策の伝授がありがたいです。
![]() |
価格¥1,575 |
☆本日のよさげなもの
![]() |
価格:3,990円 |