登戸2号線は、登戸駅西側向ヶ丘遊園駅北口を結ぶ幅16mの広い道路のことです。

昨年、9/22(水)から9/26(日)に、登戸2号線および周辺の空き地で、

登戸2号線「道路空間利活用」体験会が行われていました。

 

その時の記事はこちら↓

登戸2号線「道路空間利活用」体験会に行ってきたよ♪ | ヤスハルのブログ (ameblo.jp)

 

昨年11/24に開催された「第157回 登戸地区区画整理事業まちづくり推進協議会」にて、

その時のアンケート結果が書かれた資料が配布されたということで、

出席した町内会長さんにお願いして、資料をコピーしてもらいました。

このまちづくり推進協議会は、7月、11月に開催されており、次回開催は3月らしいです。

 

 

アンケートの目的は、歩道をどういう形にしたら良いか?でした。

まっすぐにする「プランA」が良いか? くねくねとする「プランB」にするか?です。

 

結果は、予想通り「プランB」(くねくね)が良いと答えた方が多かったそうです。

 

またこのイベントでは、実際にプランAの歩道とプランBの歩道を作り、来場者の滞在時間を測っていた様です。その結果がこちら↓

 

まっすぐな歩道である「プランA」では、5分以上滞在した人は約43%でしたが、

くねくねな歩道である「プランB」では、5分以上滞在した人は約68%となりました。

平均滞在時間は、「プランA」は2.5分に対し、「プランB」では5.1分でした。

歩道がまっすぐだと、立ち止まらない(通り過ぎてしまう)が、

歩道がくねくねしていると、滞在する時間が増える(立ち止まってくれる)ということが

よくわかる結果となっています。

 

その他のアンケート結果は、以下の通りです。

Q2. 道路空間に設置されたもので良かったと思うものは?(複数回答)

→芝生、椅子、テーブル、キッチンカーが上位を占めています。


 

Q3. 登戸2号線の道路空間がどのような場所になる(どのように活用される)と良いと思いますか?(複数回答)

→軽く休める憩いの場、座れる場所(ベンチなど)、じっくり休める憩いの場(カフェ等)、子どもの遊び場が、上位を占めています。

 

Q5. 今後登戸2号線沿線にどのようなお店ができてほしいですか?(複数回答)

→「カフェ」「レストラン」「書店」「雑貨店」が上位を占めています。

登戸駅西口の方は、クリニックや薬局がたくさん乱立していますが、

レストラン、カフェについてはコロナ禍だったこともあり、ほとんどお店がありません。

 

また、登戸2号線の地権者の人の多くは、今まで住んでいたところが住宅地だった人なので、

換地として目の前16m道路の商業地を割り当てられても、何を建てたら良いかわからず、

とりあえず6階ぐらいのビルを建てて、1階を貸店舗にしているところが多い印象です。

 

近所の人たちが「レストランがほしい」、「カフェがほしい」と思っていても、

16mの道路なので賃借料が高く設定され、昔からあった地元の小さなお店は借りることはできず、

何のお店ができるのかは、結局は地権者次第なのです。

 

私は今まで、まちづくりって、役所が主導するものだと思っていましたが、

実際にはそうではない、ということがわかりました。

今回の登戸土地区画整理事業で、役所は、

「登戸駅西側まちづくり方針」
「登戸・向ヶ丘遊園駅周辺地区まちづくりビジョン」

「登戸2号線沿道まちづくりコンセプトブック」

などを作りましたが、結局は何を建てるのかは地権者次第なんですよね。

※中には、土地を売って登戸から出て行ってしまった方もいます。

 

今回アンケートを取った歩道については、まっすぐにするか、くねくねとするかは、

アンケート結果を踏まえて、地権者とも相談しながら、決めていくと思われます。

くねくねになる場合、地権者は、自分の土地の前は凹凸のどちらになるかを気にします。

凸っているなら、そこで簡単なイベントが開催できるし、集客が見込めますが、

凹んでいる場合は、通り過ぎる可能性が高くなり、集客が少なくなると予想されるからです。

 

このアンケート結果は、地権者さんたちにも配布されているはずですので、

地権者さんが何を建てるのか、参考にすると思います。

 

どちらにしろ、私の住む街「登戸」が、住み良い街になることを祈っています。