優しい男の子たち | 甥と英語と大学受験

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小学生と高校生の甥の学習サポート(主に英語)をしています。

最近、こちらの漫画を最新刊まで購入しました。

 

去年の段階で1巻だけ無料で読んでいて「面白いな」とは思っていたのですが、買うまでにはいたりませんでした。

 

今回購入にいたったのは、最近最新刊が出た影響で改めて試し読みをしたところ、主人公の男の子が三男と同じく小6(最新刊では小6)だということに気づき、漫画で描かれる小学生や中学生の人間関係が個人的に心に強く刺さったので購入にいたりました。

 

野球漫画なんですが、いわゆる王道の野球漫画とは違い、主人公の少年を取り巻く人間関係に重きを置いてストーリーが展開されていきます。

 

主人公はスポーツにおいて天才すぎるせいで、周りの大人が放っておいてくれません。

 

そのせいで望まない問題が発生し、主人公が悩むせいで余計な問題がまた発生して...など、問題が目白押しです。

 

ですが、私が個人的に心に刺さったポイントは、主人公が相手のことを気遣いすぎる点。

 

自分の活躍のおかげで試合に勝ったとき、負けた相手チームの子が監督に怒られやしないかと気にかけたり、相手のチームの親が自分に怒ってこないかと心配したり。

 

天才ぽくない、勝負事が苦手な、気が優しい男の子です。

 

そういう余計な気遣いや、細かいところまで想像を働かせる点が、三男に似ているので、読んでいてひどく同情してしまいました。

 

ただ、文字で書くと、ドロドロしていそうなのですが、全くそうではなく、登場する周りの子供たちも、優しくて前向きなので、読んでいて楽しいですニコニコ

 

最新刊では、同じポジションの先輩(中1)が、主人公にお下がりをあげるシーンがあるんですが、あげるものがなくなった先輩が主人公に漢検3級の問題集をあげていて、とても微笑ましかったです(でも、主人公が喜んでいなかったので、最終的にはTシャツをあげていました)。

 

そういうとこから、子供たちの優しさが感じられて、ほっとします。

 

1巻の最初のシーンは、大人になった主人公(たぶん高校生。甲子園の試合なのかな)が登場するのですが、その頃までには今抱えるゴタゴタは解決し、仲間とともに楽しく野球をできているといいなと考えると、今後も展開が待ち遠しい漫画です。