この間、いつものように『ニュースで学ぶ「現代英語」』を聞いていたら面白い表現がでてきました。
私は知らなかったのですが、be動詞+toastは口語で「ダメだ」という意味があるんですね。
"I'm toast."だと、失敗してしまったときの「ヤバイ、もう終わった...」という意味とのこと。
この表現を聞いた時に思い出したのは、ちょうど最近繁体字で読んでいる韓国のウェブトゥーン。
その中に「我們完了...」という表現がでてきます。
どういうシーンかというと、高校生の登場人物4人が屋上に集まって(日本の漫画でもそうですが、韓国の漫画でも何かあると高校生って屋上に集まるんですね(笑))、校内のもめ事について話し合いをします。
その時の一コマに「我們完了...」がありました。
この「我們完了...」も、toastと同じように、悲観的な「ダメだ、もう終わった...」という意味です。
※我們はWe(複数形の「私たち」)で、我だとI(単数形の「私」)です。
あまり教科書などでは習わない表現なのですが、私の場合、昔、台湾人の友達から教えてもらって覚えました。
友達は日本語がペラペラなのですが、私は中国語を使いたかったので、彼女と話すときに、つたない中国語を使っていました。
ある時、彼女から物を一瞬借りていて返すときに
「我完了!」
と言って手渡したら、彼女に怪訝な顔をされました。
発音が悪かったのかなと思い、
「『使い終わったよ』という意味だったんだけど...発音が悪かったのかな?」
と訊いたら、そのとたん、
「『我完了!』だと「もうダメだ!」という意味だよ。
何かあったのかと思って心配になったよ~」
と言って大爆笑していました。
そんなことがあったので、この表現は忘れられずにいたのですが、最近漫画の一コマで久しぶりに再会し、彼女のことをとても懐かしく思い出しました