恋の季節[短歌] 俵万智いつもより一分早く駅に着く 一分君のこと考える愛してる愛していない花びらの数だけ愛があればいいのに思いきり愛されたくて駆けてゆく六月、サンダル、あじさいの花 うらら花持ち歩く君の顔ばかりでうまってる携帯アルバム持ち歩く恋 何もかも捨てて飛んでく気持ちさえあったよあの頃リラの花咲く 紫陽花の移り気な色 華やいで移ろう人のこころ彩る大輪の紫陽花のよう大粒の涙こぼれて流れるままに