* 本 * 生きる はたらく 作る☆皆川明 | 。+゚定禅寺大学2年生゚.:。+゚

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夫の赴任先仙台から地元に戻り、英語のプロを目指してがんばっているアラフィフ主婦です。



この本も雑誌の働き方特集に載っていた本です。

ミナペルホネン、名前しか知らないくらいだったけど、ブランドに対する哲学のようなものを感じました。
流行りすたりに左右されない個性。
高くても質のいい製品。

直営店を京都や金沢にオープンさせたり、フィンランドのデザインを意識したブランド名をつけたり、20年前の発想とは思えません。
皆川明の考え方に時代がついていったのだと思う。

聞き書きで、著者本人が文章にした本ではないようだけど、十分面白かった。
仕事がON、休みがOFF、という発想をなくせば、人生が何倍も楽しくなる。
どんな平凡な仕事をしていても、楽しみを見つけることが大切。ちょっと著者の言いたいこととは違うかも知れないけれど、そう解釈しました。

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それは(マグロをさばくアルバイト先の)親方の仕事のなかに、生きることと仕事とを分けて考えないクオリティがあったからだ。親方に、若いものに伝えようとする何かが、いきいきと生きていたからだ。
親方とのやりとりを思い出すと、働くことと生きることを分けて、前者がON、後者がOFF、という切り替えがなかった。親方はつねにONだった。(P.237)
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魚市場でアルバイトをしながらたったひとりで始めたブランド。
ほとんど誰にも相手にされないスタートだった。
創業25周年を迎えた「ミナペルホネン」。
皆川明が初めて明かす、生き方と仕事の哲学。「せめて百年つづく」会社、「よい記憶をつくる」服とは。
ミナペルホネン、生き方と仕事の哲学。

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「生きる はたらく つくる」
皆川 明 著
つるとはな
20200627