藤沢にある駅チカ廃墟群 | 。+゚定禅寺大学2年生゚.:。+゚

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夫の赴任先仙台から地元に戻り、英語のプロを目指してがんばっているアラフィフ主婦です。

藤沢駅北口から徒歩たったの3分。

マンションだらけでおしゃれなイメージの藤沢駅前とは思えない、再開発から取り残された一角があります。

旧「飲食朋友会」入口。
銀座通り商店街の横町を入ったところにあります。

この辺一帯は江戸の藤沢宿の時代から遊郭だった地域だそうで、法律が変わった昭和33年を境に、赤線地帯から普通の歓楽街として店構えが変わり、その名残が今は廃墟として残っているようです。

廃墟群入口には頭上にアーチ状の門。
営業しているお店は一件もありません。
通路は行き止まりではなく、マンション街への抜け道になっているので人通りが多い。
写真を撮るのがはばかられました。

お手本のような廃墟。その気になれば中へもどんどん入れるくらい朽ちています。
やっているお店が一軒でもあれば、また雰囲気は変わっただろうに。

しもた屋風の廃墟もありますが、植物に浸食されています。
昭和30年代風の見捨てられた木造建築が切ない。

飲食朋友会の周りも、廃墟とまではいきませんが、風情のある閉店したお店ばかり。

立ち話でお互いを「ママ」と呼び合っているのが聞こえてくる飲み屋街。

この廃墟を紹介するサイトはたくさんあっても、在りし日の姿は1つも見つけられませんでした。

そして、こんなに駅前の一等地なのになぜ何十年も時が止まったままなのか。
複雑な土地の利権が絡み合っているのでは、と想像するにとどまる訪問でした。