チャンスの神様が通り過ぎた後・・・

今年は特に甘かったな～巨峰。
皮についた実がもったいないので
皮から酵母を起こしてみました
ひと房分の巨峰の皮にその倍量の水、
そしてハチミツ少々。



仕込んで一週間ほどたった一昨日の晩の発酵具合
はとても勢いがよく発酵力強そうだったのですが
明日までおいてみようと思ったら朝の勢いは前日
の2/3になってしまったようでした。



すぐさまパン作りに取りかかりました。
強力粉と全粒粉あわせて大体500g、
酵母液は出来上りの量そのまま400g、
塩、甜菜糖適量をまぜて捏ねます。



捏ねてもなかなかびちゃびちゃ感がなくならず
ちびちび強力粉を足しながら、
すっごく適当です・・・



こねあがりに多少の不満がありました。
が、まぁよしとし生地を発酵させます。



でも何となく発酵力弱そう・・・


やはり一昨日の晩の酵母の
発酵ベストタイミングを逃したこと
が悔やまれました。





チャンスの神様は前髪しかないから前髪を
つかまなかったら通りすぎてつかもうとしても
後頭部はつるっぱげ…






でも私はここからが本当のチャンスなんだと思う。
ここからが自分らしさを発揮するフィールドだと
思います。



つるっぱげの通りすぎていく神様の後ろすがたを
拝むだけか、それとも通り過ぎた神様に
こだわりを持たずに次の作戦を実行するか・・・



そうだ、うまく発酵しなかったら
ピザにすればいい、平らなパンでもいい


で、結果は思ったより発酵してくれて
それなりにパンになりました。


しかも今までで作ったパンの中で一番美味しく出来た。
巨峰のほのかな香りが残ります




それから毎週土曜日に栗東の朝市で天然酵母
のパンを石釜で焼いて売っているもんぺおばさん
からとってもいいアドヴァイスを頂きそれを
実行したのもよかった。



打ち粉をグルテンのない米粉にすること
によって水分を含んでも引っ付かなくなる
と教えていただきました。



この打ち粉がかわることでこんなにも仕上がり
に差ができるとは、驚きです。



もんぺおばさんありがとうございます



酵母を発酵させる所からパンを焼くまで
１週間以上かかる天然酵母のパン作り。
時間がかかる分だけ愛着も湧くし、
あれこれ思いを深める事ができる。



読書の秋もいいけれど今年はますます
料理の秋になりそうです。