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がらくた通り3丁目

人にとってはまるで無価値。それも一個人の形成には不可欠。自我の源泉をたどる旅。おつきあい頂けたら幸いです。





▲ビリケン商会製ベムラー
これも組み立てて彩色したのが30年近く前
記念すべきウルトラマン第1話に登場





人類以外は悪なのか?
自分と違う者は悪なのか?
多数派は本当に正義で
少数派は悪なのか?
ウルトラシリーズ見てると
そんなことを考えさせられる。

初期のウルトラシリーズの
シナリオライターのひとりだった
金城哲夫氏
沖縄出身者だった金城氏は
沖縄返還前の東京で
自分は沖縄人か?大和人か?
一体自分は誰なのか?

あの有名なメフィラス星人の
ウルトラマンに対する
貴様は人間なのか宇宙人なのか
というセリフに
自らの境遇を投影したそうだ。

昨日チラッと書いた
ウルトラセブンの「ノンマルトの使者」
これも金城氏の作品。

謎の少年が現れ
実は地球人は侵略者で
先住民族ノンマルトは
人類にその生活圏を追われ
海底でひっそり暮らすと言う。
だから海底開発を
やめてもらいたいと訴えるも
耳を貸さない。

もしそうだとしても
あなたが人間なら
人間の味方をするもんだと
アンヌ隊員に逆に諭される。

少数派の先住民族ノンマルト
海底都市を突き止めた
警備隊隊長の頭にそれがよぎるも
現実を認められず攻撃
滅ぼしてしまった。

海底も我々人間のものだ
隊長が高らかに勝利宣言をする。

ウルトラ警備隊のバカヤロー!
あの謎の少年の幻影が現れる。

これを見たのが
幼稚園児の頃だったけど
ウルトラ警備隊の隊長って
イヤなやつって思ったもんだ。

金城氏の作品は
自己表現そのものだなって思う。

コロナと自然と人間
この物語に思いを馳せるたびに
考えさせられる。