がらくた通り3丁目 -26ページ目

がらくた通り3丁目

人にとってはまるで無価値。それも一個人の形成には不可欠。自我の源泉をたどる旅。おつきあい頂けたら幸いです。

ずいぶん日も短くなった。
まだ暗い。

午前5時。

いつもと違う朝と感じたのは
昨日2度目の
コロナワクチン接種も済ませ
心の枷が外れたせいなのだろうか。

廊下に出ると
懐かしい煙ったい香りがする。
野焼きかな?

野焼きは秋の香りだ。

たまらず外に飛び出す。
薄暗い空に街灯が浮かんでる。
風もなく静かだ。

そう思った瞬間だ。
サ〜ッと突然風が吹いて
僕の顔を撫でていった。

春の風。
夏の風。
秋の風。
冬の風。

風にもいろんな風があるけど
秋風が一番清々しくて気持ちいいな。
風が野焼きの香りをのせて
秋を連れてきたんだな。

しかしそうじゃなかった。

いつもと違う朝と感じたのは
コロナワクチン接種を済ませたからでも
野焼きの香りのせいでもなかった。

風の大久保一久さんの
訃報を告げる風だった。
2時間後に気がついた。

◎風/あなたへ



風は1975年に
伊勢正三さんがかぐや姫解散後
大久保一久さんと結成したフォークデュオ。
正やん久保やんの愛称で呼ばれてた。

風の1stは
無名だったころのシュガーベイブが
関わってたとわかったのはつい最近。

正やんといえば
「なごり雪」「22才の別れ」の作者として
当時名を馳せてたし僕も正やん派だった。
その影に隠れてたイメージの久保やん。

だけど大人になって聴くと
久保やんがいい。

この「あなたへ」は大人になってから
好きになった曲。
「東京1975」も好きだった。

ずっと病気と
戦ってこられたようだったけど
やっと休めるんですね。
お疲れさまでした。
大好きだった日本酒
天国で思う存分飲めますね。

目立たなかったけど
久保やんの音楽が好きでした。