ゴールデンウィークの間は仕事してました。
いつも乗る列車は空いているし
いつも歩く道も
サラリーマンの歩く姿がないというだけで
新鮮な風景として目に飛び込んでくる。
いつもの時間が
いつもと違う時間として過ごせたのが
心安らぎました。
ちょっとした旅行気分ですね。これは。
だけど旅行気分を味わえたのは
実はこれだけが理由ではないのです。
僕は列車を降りて会社までの間の距離を
地下鉄は乗らず30分かけて歩いてます。
内勤なので運動不足解消が第一の目的。
音楽聴くにも
まとまった時間ってなかなか持てない僕は
この30分間は音楽鑑賞の時間でもある。
こればかり聴いていました。

濃密な6曲です。
駄曲一切なし。
どれもタイプの違う曲でとても楽しめるし
なぜか涙がこぼれてしまいそうになるほどの
隠し味が効いたアルバム。
このアルバム
アメ友さんのJERRYさんのバンド
R&Rの4thアルバム。
事前に予約させていただき
郵送で手元に届けられたのが4月27日。
ゴールデン・ウイークの幕開けの日
まさに「祭典の日」に届けられたのだ。
ドン、ドン、ドン
早く起きろとドアをノックする音が聞こえる。
1曲目の「アメリカのある街で」だ。
ドアを開けると
R&Rのメンバーさんがいる。
家に引き込んでばかりいたって
何も変わらない!
勇気を持って外へ飛び出すんだ!
初めて立ったステージを思い出すんだ!
そう言って僕を連れ出す。
さぁ!旅のはじまりだ!
スライドギターが弦の上を滑り出す。
60年代後半のサイケ感と切なさ
そして緩急のある表情豊かなギターが
僕を懐かしいあの頃に連れて行ってくれる。
1500円の時間旅行だ。
でも決して感傷旅行じゃない。
旅の締めくくり
ラストはこれまでとこの先
ご自身の決意表明と
僕らへの熱いメッセージで
締めくくられる。
僕らの旅は「栄光へ続く道」なのだと。
「Ⅳ」という切符さえあれば
この旅は好きな時に好きなだけ
一生続けられる。
しかも無計画で気ままなひとり旅。
1500円でおつりがくるくらいだ。
なんてお得な切符なんだろう。
「Ⅳ」といえば
真っ先に思い当たるのは
レッド・ツェッペリンの名盤「Ⅳ」だ。
To be a rock and not to roll.
動かない石であれ。
収録曲「天国への階段」ラストの意思表明。
転がる石であれという
ローリング・ストーンズとは
対極にある意思表明である。
動かない石
揺るぎない確信に満ちた音が
ツェッペリンの「Ⅳ」にはある。
それもそのはず。
「Ⅳ」は3枚目までの集大成的アルバム。
そしてそれを象徴する曲が
「天国への階段」
また「Ⅳ」は今後の音楽性を
示唆したアルバム
という側面ももっている。
R&Rの「Ⅳ」も同じなのかもしれない。
去年の10月にお会いした時には
もうアルバムタイトルは決まっておられたようだ。
そんな予備知識もあったからか
JERRYさんのバンドに対する
揺るぎない強い気持ちと確信ある音を感じた。