10.20母の朝食 | がらくた通り3丁目

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人にとってはまるで無価値。それも一個人の形成には不可欠。自我の源泉をたどる旅。おつきあい頂けたら幸いです。

pecobro〜〜!
どうしよう!どうしよう!
ちょっと見て!

アメ友さんの
JERRYさんとお会いした翌日のことだった。
なにやら僕の三畳間の外で騒々しい母。
何事かと思いきや冷蔵庫の不調らしい。

冷蔵庫のドアを開けてみると
電気はついてはいるものの
室温とさほど変わらない庫内。

かれこれ20年も使っている冷蔵庫だ
壊れてもしょうがないね〜。
なんて話しながら
近くの電器屋さんに冷蔵庫を買いに
行くことになった。


その前に冷蔵庫の中のもの勿体ないから
調理すると言い出して僕らに振る舞う母。

2時間ほど経ってから電器屋さんに出向き
冷蔵庫を購入した。

年金生活の母だ。
普段の生活だけでいっぱいいっぱいだろう。
そんな中で毎週土曜日に朝食を僕に振る舞う母。

恩返しはこのタイミングしかない。

冷蔵庫は僕がプレゼントすることにした。
遠慮する母だったが
自分はまだ働けるしまた稼げばいいだけ
今まで育ててくれたお礼だ。
そう言うと
母は帰りの車の中で涙ぐんでしまった。
数日後には電話で
母の姉妹にも自慢する始末。

確かに冷蔵庫は高い。
自分にとっては高い買い物だ。
ここ10年ほどギターも買ってないが
お金はこれまでにさんざん自分のために
使ってきたじゃないか。
そのぶん母のために何かしてあげたい。
ただそう思っただけだ。

これくらいで涙ぐまれたり自慢された日にゃ
普段の自分ってどれだけ親不孝なんだろう?
ちょっと考えさせられた。

子供のころはいろんな物を
親に買ってもらったから
今度は自分が親に買ってあげる番なのだ。

親に買ってもらったもの
はて?
今でもそれが身の回りにあるだろうか?

10年以上前のことだったけど
ふとそう思った。

そう思うとなぜか淋しくなって
これだけは捨てるまい!
もう鳴らないラジカセを小屋の中に保管しておいた。
このラジカセは高校の時に買ってもらったやつ。
親に買ってもらったやつで
唯一残っているものだった。

でもそれも束の間
留守中母親に捨てられてしまった。

なぜ自分に黙って勝手に捨てたりするんだ!
大切にしてた理由を言って抗議したが
バカにしたように笑って
小屋だって狭いんだし
使えないもの置いておいてもしょうがない!
じゃまくさいだけだ!
逆に怒られた。

そうなのだ母は感激家である反面
ひどく合理主義なのだ。

昨日の母の朝食です。



◎モズクとオクラと長芋のおろし酢




◎鮭の照り焼き
生鮭を軽く焼いて甘じょっぱいタレに漬け込んだもの
子供のころは毎年秋祭りの頃になると必ず食卓に並んでました。
母が子供のころは大家族だったこともあり
ばあちゃんは大きな桶に何十本も漬け込んでいたそうです。
フワフワでトロトロ♪





◎カツ皿




ごちそうさまでした。