




▲1973年4月号のライトミュージック。表紙のアートワークが秀逸。巻頭はキャラメルママ。全4ページの記事です。写真上から3段目、左から細野晴臣、松任谷正隆、鈴木茂、林立夫の各氏。最下部写真は特集2ページ目の記事全文。この本は1981年に12歳年上の従兄から譲りうけたものです
風も南こうせつさんもファーストアルバムは
かぐや姫時代を踏襲した感じですが、
アレンジが違います。
ここにお二人の趣味が出ている感じがします。
風の方はシュガー・ベイブなどが関わっているからか
どこか都会的なサウンド。
一方南こうせつさんの方はティンパン・アレイの関わりで
ロック色がでたアルバム。
アメリカのフォークロック的な感じ。
「荻窪二丁目」「幼い日に」など
名曲揃いで僕は彼のアルバムでは一番好き。
ところでティンパン・アレイなるバンド
キャラメル・ママと名乗っていたはずが、
いつの間にかこのバンド名に。
細野晴臣さん、鈴木茂さん、林立夫さん、松任谷正隆さん
といった日本のロックの重鎮たちによるユニット。
風やこうせつさんと同じ「クラウンレコード」から
アルバムがリリースされてました。
荒井由実さんのバックバンドとしても
活躍しておりました。
細野晴臣さん、鈴木茂さんは
日本語ロックにこだわった伝説の元「はっぴいえんど」
こうせつさんもそうだけど
この世代の人たちって
ブリティッシュロックよりも
アメリカのロック好きな世代という印象?
あくまでも僕個人の印象ですが。
当時あまり好きじゃなかった
「嵐の航海」という曲は
今聞くとアレンジがプログレっぽくてかっこいい。
アレンジャーの水谷公生さんというギタリストの趣味?
風も南こうせつさんもこの時期かなり熱を入れて
大好きでした。
この時期のアルバムは
今でも大好きでたまに聞いています。
南こうせつさんは
1976年春に日本人アーティストとしては初の
武道館でのライヴを成功させ話題になりました。
少年ジャンプで漫画にもなったほどです。
このライヴは2枚組のライヴアルバムとしてリリース。
風はこの年の1月にセカンドアルバムを
そして11月には僕の中では名盤となる
3枚目のアルバム「Windless blue」をリリース。
しかし風が一番風らしかったのは
セカンドアルバム「時は流れて…」
かもしれません。
ラストから2曲目の「暦の上では」も超名曲。
しかし年をとった今聞き返すと
風のもう一人のメンバー大久保一久さんの
「あなたへ」が心にしみます。
あまりなじみのない面白いコードを使っています。
いつも正やんの影に隠れていた彼。
だけど今この年になって聞き返すとそう感じます。
音楽って面白い。
どんなジャンルであれ聞き手の環境が変わると
曲の印象も変わる。
消費されるものではない。
一生自分の中に残り、自分の中で変化する。
僕はこの年の1月2日に
お年玉でYAMAHAならぬYAMAKIというメーカーの
15,000円のアコギも手に入れ
今度は真剣にギターに取り組みました。
身銭をきったので今回は本気度が違います。
一番最初に覚えた曲は
泉谷しげるさんの「寒い国からきた手紙」
ますますフォーク熱が高まるのですが、
あることがきっかけで興醒めに。
〈つづく〉
南こうせつ「荻窪二丁目」
僕にとって南こうせつの表の超名曲は「幼い日に」ですが
裏の超名曲といえばこの曲。
どちらも彼のファーストアルバム「かえり道」収録です。
当時の超一流ミュージシャンによる、
最高の音がパッケージングされている。
風「暦の上では」