【青年海外協力隊奮闘記】#4 嗚呼、健康診断 | Colors on the Street

Colors on the Street

撮影した写真とか、音楽活動の事とか、考え事とか、日々の事とか。




前回選考落ちしてから一度も書いていなかったこの奮闘記だけど、前回の秋募集から約半年。
僕の2回目の応募の時期がやってきた。

書くことを溜めてしまったんだけど…とりあえず、健康診断編という事で。



協力隊では、当然だが結果が出ても選考基準はJICAからは教えてもらえない。
ただ、前回の応募において落ちる要因になったであろう事があり、それが健康診断だ。


発展途上国では手厚い医療が受けられるとは限らない。
ましてや持病など持っていようもんなら現地での薬の確保などもネックになるし、健康維持に大きく支障が出てくる。

そしてJICA海外協力隊は国の事業だ。派遣された隊員にもしもの事があった時にはただ事じゃすまなくなるというもの。
なので、応募に際しての健康診断の基準はかなり厳格に定められている。
そう、それで落とされた可能性が大きいという事だ。







前回健診を受けた時、僕の健診シートには「肝機能障害」との文言が書かれていた。
お酒を普段から飲むわけではないが、普段から食べることが大好きな僕は、肝臓に脂肪がたっぷりついており、血液検査の数値にガッツリ出てしまっていた。
いわゆる脂肪肝というやつだが、よくよくJICAのHPを見てみると、肝機能障害について書かれている項目を発見した。







大変お世話になっている元現地コーディネーターの方曰く、僕のような経験や経歴があれば十分JICAが反応してくれるだけのものはあるだろう、と。
そういう中で落とされた原因を考えていくと、やはり健康診断の結果が大きく響いたのではないか、と予想した。



応募に対しての条件は満たしているのに中々合格できない…このパターンはうんざりするほど知っているぞ。




イギリスの音大を受けたときの不合格メール




かつて大学を卒業した僕は本格的にブラスバンドを学ぶべくイギリスの王立音大の受験を受けた。
結果、入学オーディションは受かったものの、入学に必要な英語のスコア(IELTS5.5)が取得できず、入学できずに留学を諦めたという過去がある。
もう10年以上前の話だが、この出来事は未だに呪いのようにコンプレックスになっており、「何も成し遂げられない自分」という自分へのレッテルを拭えない1つの原因になっている。

おい、ふざけんなよ、また繰り返すのか?また自分の詰めの甘さを放置するせいで自分に呪いをかけるのかよ!
絶対嫌だ~~~~!!!!!!


2024秋募集の落選の知らせをきいてしばらく凹んだあと(笑)しばらくして、僕は週に1回のトレーニングを始めた。
それはもう、体の脂肪と一緒に過去の呪いも振り払うように、週に3回健康づくりセンターに通った。
一方食べることが僕のストレス発散の一つだったので、どうしたものか…とおもったが、気合で間食を減らし、食事内容にも細心の注意を払って生活をした。


その結果、3月頭時点での献血では血液の数値はほぼ正常値、体重も健診直前までには7kg減らした。(元々何Kgかは秘密)

で、実は先日4/21に診断結果を受け取ってきた。
その結果は…


「要再検査→血圧、腎機能、尿酸、その他異常なし」


これは……どうなんだ??????


でもまあ「肝機能障害」とか、一発アウトな文言が消えただけでも喜ぶとしよう。一先ず頑張った甲斐はあったってワケだ。

この結果がどのくらい選考に影響するものなのかは分からないが…これ以上に色々書かれている人が普通に1次選考突破したりしてるんで、なんとか突破できると信じたい…


って事で、無事(?)健康診断は終わったので、この書類は速達でJICAへ郵送。選考突破出来るようおまじないをかけて送った。


さて、健康診断は終えたが、まだ応募自体は終わったわけではない。
応募するにおいて、志望動機を書かなくてはいけないのだが、これについても紆余曲折あったので、それについてはまた別の記事で。