魚鱗癬という病気に興味を持ち
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魚鱗癬という病気は、皮膚が剥がれたり捲れたりするのが日常にある。
その落ちた皮膚が黒いものの上では驚くほど目立ってしまうため、私は黒色の物をほとんど使えない。
気持ちが沈むのを避けるために、私は生活の中で自然と“白”を選ぶようになった。
白は、落ちた皮膚が目立たず、余計な罪悪感や気まずさを生まない色だ。
私にとって白は、ただの色ではなく、安心して触れられる場所をつくるための工夫でもある。
その選び方は、家の中だけではなく、会社でも同じだ。
パソコン本体の色は決まっていて変えられないけれど、マウスや外付けのキーボードだけは自分で選んだ白を使っている。
ノートパソコンのキーボードには、100円ショップの薄いビニールクロスを切ってカバーとしてかけている。
だいたい1ヶ月ほどで交換が必要になる。
指がうまく開かない私は、どうしても爪でキーを押す形になり、その部分から小さな穴が開いてしまうからだ。
それでも白を選ぶのは、会社という“他人の目がある場所”で、少しでも心を軽くして働くためだ。
少しでも心を軽くして働くためだ。外付けのキーボードとマウスだけでも、自分で選んだ白がそばにあると落ち着く。
私は普段、どんなアーティストのグッズでも、キャラクターグッズでも、黒いものは絶対に買わないようにしている。
くまモンが好きでも、真っ黒なグッズは選べない。
黒は、落ちた皮膚がどうしても目立ってしまい、気持ちが沈む原因になるからだ。
ただ、そんな私にも、ひとつだけ黒を受け入れたものがある。
くまモンと、あるアーティストがコラボした黒いTシャツだ。
このTシャツも「ほとんど着ないだろう」と思って買った。
記念のような気持ちで、そっと持っておくだけのつもりだった。
けれど、気づけばそのアーティストのライブの日には、必ずこのTシャツを着て行くようになった。
日常では使えない黒でも、ライブの日だけは“特別な色”になる。
もちろん、会場に着くまでは上着で隠している。
黒が目立つ場所では落ち着かないし、キャラクターものを堂々と見せるのも少し恥ずかしいからだ。
それでも、ライブの会場に入る瞬間だけは、この黒いTシャツを着ている自分を許せる。
Tシャツ一枚だけのことですが、 その“たった一枚”が、私の中の何かを少しだけ変えてくれた。
白に守られて生きている日々の中で、 黒を身につけてもいいと思える瞬間があること。
それは、私が自分で思っているよりも、 ずっと大きな意味を持っているのかもしれない。
制限の多い身体でも、 好きなものに向かう気持ちは、ちゃんと自由でいられる。
その自由を思い出させてくれるのが、 ライブの日にそっと着る、この黒いTシャツだ。
次のライブの日にも、きっと私はこのTシャツを選ぶ。
それが私にとっての、小さな勇気であり、 静かな楽しみでもあるから。
そんなふうに、私はこれからも明るい色を選んで生きていく。
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