ということで、色々と知らなかった新事実、

アップデートされていなかった辺りを知り

大いに感心して納得した睡眠講座だったのですが、

結構時間を割いて説明してくれたのが、

「早く寝なさい!」という声掛けは、

無意味な場合が多い、ということ。

その理由とからくり。

 

新生児は一日の殆どを眠って過ごし、

2歳3歳、昼寝を含み、やはり寝ている時間は多く

そして幼稚園に行くようになると

大分起きている時間も長くなってくるけれど、

それでも小学校低学年あたりまでに推奨される睡眠時間は、

実際の大抵の日本の子供たちの日常より長く、

中高生に至っては、8時間でも寝不足だ、ということ。

 

無理じゃーん、という保護者全員の心の声。

 

それでもなんとか早く寝かそうと、

塾などから帰宅して、夕飯とお風呂を済ませ、

自分時間を愉しむ子供を急き立てたところで、

15歳くらいの平均睡眠「時間帯」は

深夜0時から9時あたりが適切、とのこと。

 

この時間軸は、その前に延々と保護者に

「もし、家事の一切をしなくて良くて

いつ寝てもいいよ、と言われた場合に恐らく寝るであろう

その平均値(平均時間帯)」と、同じく

「もしいつまででも寝てていいよと言われた場合に

自然と目覚めるであろう平均時間帯」

の、中央値をとって、それをウンチャラカンチャラ、

っていうワタシの口から無責任に書けませぬが、

 

とにかく、えー、あー、

年齢的に自然に眠れるようになっている

スイッチのような時間帯がある、と。

勿論個人差はあり、そして遺伝的に

ショートスリーパーの人も存在するので、

あくまで平均値、なのですが。

 

すると、中学生は0時から9時という、

もう、学校に行くということがある種

自然の摂理に逆らっているとしか言えない、と。

 

ちなみに、世界的には(ってどこのあたりなのか)

始業時間を徐々に遅らせている事実があるようで、

先進国における女性の社会進出が

著しく低い日本は、教育についても然りで

何せ、着手が遅いとのこと。

 

そんな話をふむふむ聞きながら思っていたのは、

ムスメの朝の練習時のことでありました。

 

週に一度、英語に通っているのですが

その日だけは学校から直接行くし、

朝出たきり、残業してきたオトーサンのように

帰宅が遅くなるわけでありまして。

 

それは疲れるよね?と思っているので

翌朝だけは、朝の練習をさせないで、

いつもの朝より45分遅く起こしていたのですが、

そうすると、いつもの時刻を30分ほど過ぎたあたりで

自分で起きてくるんですよね。

 

これが、いつも気になっていて、

ということは、あと30分早く寝ればいいのでは?

と思っているのですが、そこはなかなか

(子供も練習後の夜の自由が欲しい気持ちもわかるし)

一筋縄ではいかない。

 

そんなこんなで、講座の終了後に

この30分について、質問したのでしたが、

「朝勉なり朝練なり、、、」のあたりで

もう、「はいはいはいはい」ときたきた顔で頷き、

 

「朝練はですね、百害あって一利なし!」と。

 

 

・・・・この時、ワタシの背後にざーっと座る

紺色軍団 スポコン男子のお母さま方の

「どえぇえええ・・・?!?!」という

どよめきと言ったならば・・・。

(かくいうワタシも、ええええええ・・と言葉失う。)

 

「もちろん、自然に起きてきたのちの朝練ならば意味を成す」

とのこと。

睡眠時間を削っての練習は、効率が悪いし

自然と目覚める時間帯を阻害するべきではない、

ということでありました。

 

なんか、朝5時から素振りしている野球少年とか

サッカーのなんちゃらジュニアとか、

沢山クラスにいるようで、

彼らの練習時間の早朝っぷりは

我が家の比ではなく、、、

 

きっとワタシ彼らに感謝されるのでは?

なんて、甘い期待を抱いたそばから、

我が家のムスメには「朝の基礎練習をしたことで

ある意味精神的な余裕が出来るのに」

と、眉を顰められました。

 

ということで、

画期的なオハナシを聞き出せたはずの

とうの我が家は朝練続行しているだなんぞ、

口が裂けても言わないように、と

その代わり、20分は前倒して寝るようにしてます。

まだこの2日だけど。

 

(朝さぼればいいのにー。)

 

 

関係ないけど、よだれ鶏っていうのは

正式には「唾液鶏」だ、

よだれは幼児語だ、と社会科の先生が

今日話していたよ、とよだれ鶏食べながら

ムスメから聞きました。

 

だえきどり、なんて

食べる気がしないでしょうが。

会話と同じく、時に

事実よりも大切なのはニュアンス。