昨日聞いた「子どもへの睡眠指導」という講座に

「今日からできる」という副題がついていたので、

早速昨夜から、今朝から、取り組んだのですが。

 

我が子は喜ぶかと思いきや、意外にも反応が薄く、

「厄介なことになったぞ」と思ったそうで。

 

ワタシがまず提案しましたこととしては、

朝45分ほどの基礎練習のために起こしている

その時間帯を、寝とけ、ってことだったのですが、

「折角いいリズムが出来てきたのに、余計なお世話」と。

 

・・・意外な展開。

話長くなりそうなので、これは今日は置いといて、

 

講演会の中でも「成長ホルモンは夜22時から出るから

それ以降に眠りにつくより、早い方が良い」

という、良く聴くフレーズは、

実はまったくそうではない、ということ。

 

薄々、ちょっと、思っていた。

 

だって、その「22時」っていうのは

世界のどの22時かと言えば、ここではもちろん

暮らしている日本時間の22時だろうけれど、

その体内時計の22時っていう算出は、

7時に朝食、12時に昼食、19時に夕食、

という時間軸によって(腹具合によって?)

算出されたデータなのか、

 

時差のある国へ行ったときは

成長ホルモンその日出ないってこと?とか

お肌の美容の話と混ざってない?とかとか、

なんとなく「夜22時」という定義そのものが

一律ステレオタイプ過ぎて怪しいと思っていました。

 

様々な実験から、要は眠って2時間後くらい?からが、

(何時に寝付こうが)身体を大きくする分泌が盛んになるらしく、

「何時から」ということはない、と。

常に、この先生は「大切なのは寝る長さだ」と。

 

ほーほーほー。

(3ほー。)

 

眠っている間に起きているざっくりしたウェーブは

レム睡眠とかノンレムとかより細かく分析すると、

深い眠りの中にも、まず、身体成長の為の分泌時間、

数時間後は、その日の記憶を定着させるような

(勉強の暗記なり、技術の取得なり)神経発達のゾーン、

そのあと色々混ぜこんで(←ざっくり記憶)

眠りの後半の方になると、情緒の安定だとか、

脳の要らないモノの排出お掃除だとか、

そんな流れが決まっているようでした。

 

ほーほー。

(2ほー。)

 

日本人の学生は、

睡眠時間の短さは世界ワースト1位、

一位ですよ、いちい!!

(でも知ってたから1ほー。)

 

学生と呼ばれる若者の死亡率の内訳も、

日本は自殺が突出して高く、異様に高く、

大してアメリカは交通事故が突出。

(車社会ゆえ。)

 

この辺りの関連性としても具体的に、

実際にとっている睡眠時間の長さと

1,絶望感を感じることがある

2,死にたいと思ったことがある、

3,実際に自殺未遂をしたことがある

 

がきれいに反比例するあたりも、

悲しいけれど、想像に難くない。

(1ほー。)

 

寝不足が重なると、うつになりやすい、

(だろうね、)鬱は死にたい願望の病、

関連はいうまでもなく。

 

で、睡眠中に起こる脳の流れっていうのは

大きくこの順序(身体成長→記憶の定着→etc.)が

入れ替わることはないらしく、睡眠時間が短くなると、

つまりどこがカットされるかというと

最後の方の「情緒の安定」「脳の掃除」

あたりとなるのは人間皆同じようなのであります。

 

つまりは若者の自殺率、我々世代以降なら認知症、

その辺りに直結するとのこと。

 

ほーほーほーほー。

(4ほー。)

 

 

ところで酒は??

 

(想定内の答えだったので割愛。汗)

 

結構ぱきぱきと断言する医者で、

「起立性調節障害」っていうけど、

あれは実際9割以上、単なる睡眠時間の乱れ、

(生活リズムの乱れ)とのこと。

 

発達障害も、ハイセンシティブなんとやらも

見えない障害として性質として広く世間に理解され、

対処法を本人も周囲も学ぶことで

人生が良い方向に向くことは多々あるので、

何でもかんでも名前つけやがって、とは

思っていないわたくし。

 

でもこの「起立性調節障害」っていうのだけは

聞けば聞くほど、この医師の言う通り

「わかってあげない(それらしく理解しない)ほうが、

むしろ好転する」つまり、この実験のように

「夜寝れないなら36時間でも起こし続けてでも

粗治療してみようぞ」くらいのやり方の方が

後々絶対本人のためになるように感じていたので、

睡眠障害のプロが強く断言したことに、

その入り口で悩んでいるお母さんたちを

大いに鼓舞させたのではないかと思いました。

 

(4ほー。)

 

で、朝練については続く。