ウィーンのセンセイから

「そろそろ日本に向けて出発するよー!」

というメッセージが届いた昨夜。

 

楽器の修理の保険は無事に降りたか、

健康状態が良くなったチェロで

ムスメはハッピーに弾いてるか、

などなど、温かいお気遣いと

レッスンをつけてくださる日程のご連絡。

 

嬉しくて小躍りしながらも

シンプルな先生のメッセージの言葉尻から

「そろそろ」と言わず、フルサイズの楽器へ

もう移らなくてはならない旨、

お伝え出来そうなスペースを探す。

 

ワタシはピアノ弾きだから

分数の楽器とフルサイズの楽器が

どれほどの違いがあるのか

感覚的なものがわからないのであります。

 

無理して大きなものを使わない方が良い

分数楽器なんて楽器じゃない

 

という極論のような狭間で揺れつつも、

縁を繋ぎたいチェリストからのお申し出に

二つ返事で行動してきたのですが。

 

日本の師匠たちは、フルと分数の違いを

「鉄砲と水鉄砲ほどの威力の差がある」

と表現されるのですが、

ムスメが頑なに3/4を弾いていることに

「いつまで水鉄砲使いの名手でいるつもりか」

と、一生懸命に説得して下さり・・。

 

分数でできる限りのことはやったような

そういう気もするといえばする。

 

そしてウィーンのセンセイからのニュアンスでも

「まだその楽器で大丈夫?」的なものを嗅ぎつけ、

本日馴染の仲良し楽器屋さんと

為替についても、消費税についても、

そして来月NYであるオークションについても、、

 

なにより、チェロという楽器自体の

世界的絶対数が少なすぎる話についても、

泡飛ばして話し込んできました。

 

日本の師匠たちは、

こんなに圧倒的不利な条件(分数楽器)で

いつまでも居させたくない、という

親心のようなもので説得してくださる内容から

例えばそれは、アップライトピアノと

グランドピアノくらいの差があるのだろうか、

と、しきりに想像する最近。

 

「それがどんなにいいものであっても」

分数なんて楽器じゃないんだ、というのは、

少しとげがあるようにも感じていたのですが、

例えば同じ価格帯の

スタインウェイのアップライトと

ヤマハの(型番あれど)グランドとすると、

生徒さんに「どちらを?」と聞かれれば、

迷わず「グランド一択」なわけです。

 

どんなにそれが、優れたメーカーといわれても

やれることの幅が違い過ぎる。

・・その辺りなのでしょうか、と想像中。

 

勿論、アップライトピアノは、

電子のそれとは似て非なるもので、

だからアップライトでも生楽器であれば、

ひとまず殆どの生徒さんには

十分だと思うのでありますが、、

「その先」のレベルを思えば、

確かにウチのムスメはこんなに入れ込んで

いま尚アップライト・・っていうことか。

 

確かに、センセイとしては

どうにかしてくれよ

と言いたいのかもしれない。

 

 

しかし、、さあて、この辺りの

母国語でも難しいニュアンスを、

来週どのように持っていけるだろうか、、

と、なーなーで聴いているビジネス英語を

姿勢を正して聴き始めた今朝です。

 

 

(湯捏ねカンパーニュにゴーダチーズごろごろ。)

 

ま、ビジネスじゃないんだけどさ。

 

(最近焼き時間と温度調整したら)

 

 

(ちょっと焦げたけど)

失敗なくばっちりもっちりバリッと。

 

 

冷蔵庫を開けたら、

一日遅れの母の日熱めお手紙入ってました。

 

(熱すぎて冷やしてるとか?)