着いてます。。
どうにかこうにかウィーンの土を踏み、奇跡としか思えぬ成り行きが・・祟ってなのか見舞われてなのか巡り合わせて・・なのか、感謝なのか災いなのか全部ごった煮なのですが、何故か｢14時に我が家でね～♪｣という、およそ地球の裏側&ロシア回避ルート下でのやり取りとは思えぬ気楽さは、一瞬ヒョイと乗り越えられそうな錯覚すら起こさせましたが、のっけからのハプニングに続き、あれほど念を押した海外ローミングもワルシャワで既に使用不可の流れとなり(言うまでもなく散々格闘し)、ウィーンに着いてからは空港からホテル最寄りの駅に向かうも、地図上と実際の道のりの起伏及び人間通行可能かどうか等は把握できず、どの駅にもタクシーどころか駅員すらいない欧州あるあるな事情により(Googleマップが使えないゆえに)困難を極め、おまけに雨まで降っているし、スーツケースの車輪は壊れるしで、手も足も出ず。
だけどそういうときこそ人間力ですわね、やっぱ。
陽気そうなおじさんがたまたま通りかかったので、かくかくしかじか(ウィーンはよく英語通じます)地図片手に話すと、ご自身のスマホで検索してくれて、どうにかこうにか到着。
どうにかこうにかっていう表現にまとめましたけれど、背中にチェロケース(中身は土産品)、スーツケースは20キロというものを運ぶのも階段で行くしかない箇所もあり、冗談抜きで腰がおかしくなったらこの先どうしようかとヒヤヒヤ。。
元々乗り継ぎのワルシャワ発が遅れたこともありましたが、それにしたって午前7時台にウィーンに着いて、14時の約束までどのように過ごそうかと思っていたのに、まさかの間に合わないかもスケジュールとなって、焦る焦る！
というのはそもそも先生のお宅はメトロの地図上をいくら見てもなく、直前までバタバタしていたので、Wi-Fiさえ繋がれば向こうでGoogleマップで、と考えていたところ、今度はホテルのWi-Fiすら繋がらないし、仕方なくホテルの受付の、チャラ目にしてなまりの激しい英語が特徴のお姉さんに聞くと、これまたご自身のスマホによる情報として、メトロ最終駅まで行ってから徒歩8分くらいじゃないの？的な適当極まりない答えが。
(だがしかしこれが本当に最終到着駅から、ピタリと徒歩８分であった。つくづく人を見た目で判断すべきではない。)
｢結構遠いわよ、一時間くらいかかるかも｣と言われ、となると、約束の時間に遅れるかも！？｢遅れる時は連絡してね｣と先生おっしゃっていたけれど、その連絡手段がないよ！
疲れとか時差とか言ってられない時間になってしまい、ホテルにたどり着いてようやくスーツケースを置いて、部屋で座りたがるムスメに急ぐよう促して(これまた機嫌悪いときたもんだ)、行き先も不安なまま地下鉄地図睨みながら飛び乗る。
道中どうにか繋がらないものかとルーターいじりながら、スマホ操作しつつメトロの地図を見ていたのですが、最終駅ということで油断していたらあっという間にドアが閉まって、車内に閉じ込められまして。。。
ええええ！？と、またもやパニックになるムスメをなだめ(疲れる・・)、ワタシの悲惨な大学時代のドイツ語知識によると、数分したら前の駅にまた戻るって言ったような？
と、なだめ続けていたら、ゆるゆると電車は最終駅へと戻ってきまして。
これさえなければ奇跡的に約束の14時に間に合ったかもしれないけれど、まぁそれでも14時に最寄り駅には着き、Wi-Fiなけりゃ人しかないでしょ！と、ローカルに道を尋ねながらたどり着く方向に切り替えたわたくし、ウィーンという地で良かったようで、聞く人聞く人楽しげに道を教えてくれて、そのお陰で14:10頃に先生宅へ到着！！
もう信じられないカンジでしたね、もはや。この展開は無理では、と何度も。
先生のご自宅には素晴らしいlesson室があり、意外だったのは、ベーゼンドルファーではなく｢スタインウェイ｣のフルコンがあったことなのですが、それよりなによりお借りするチェロは見た目からもう、、、オールドの風格を讃えた美しさと、、、これは分数ですか？と驚くような音色。
ムスメは｢今までワタシが弾いていたのはチェロに似せた何か、だった、、｣と、２日ぶり？くらいに先生に｢何か弾いてごらん｣と言われても、怯まず嬉しそうに気持ち良さそうに弾いていました。
そのとたん、私の方はじわっと熱く伝わるものが、、、ありそうでしたが、先生と現実的な話をして留まりました。笑
ところでWi-Fi繋がってるの？という話になり、そーれがホテルまで繋がらなくて、とぼやいていたら、設定を一緒に粘ったのち、まさかのモバイルWi-Fi(ルーター)まで持ってきてくださり、１０GB契約して設定して貸してくださることに。(それゆえブログ更新してます。)
ミュートも借りるわWi-Fiも借りるわ、チェロだけでなく付随がどんどん増えていく。
明日は１日休んで、明後日からlessonが始まります！
トラブル続きだったムスメは、早々にべそかいて｢日本の方がいいな｣とかひよっこ発言していましたが、先生にお会いして、唸るような楽器をお借りし、夕方から時差ぼけ防止のために中央の方へ行ってみたら・・
地下鉄の駅を上がっていたら鐘の音。
荘厳差に胸打たれている後ろで、｢スピーカーじゃないの？｣と、音楽の都に一体何しに来たんだよ!?発言が聴こえてきましたが、突如目線に現れたこの光景に息を呑んでおりました。
クリスマス装飾は運良く今日まで！
絢爛過ぎず美しいと感じました。
先生のお宅に向かうまでがトラブル続き。笑
やっぱり最初はシュニッツェル？
母はビール注入してようやくガソリンきいてきました！
スーパーで子マダム明日のパンを選ぶ。
チーズ安い！種類多い！
映画アマデウスの冒頭かと思った。
リアル・ウィーン。
(写真がうまく投稿できないのは何故？？)