「この世の不利益はすべて当人の能力不足」
こんな言葉を聞いたことはあるだろうか。
元ネタは、東京喰種という漫画だ。
僕の好きな漫画のひとつでもあり、
主人公が過度に追い詰められた際の名言だ。
東京グールの世界はまさに弱肉強食であり、
弱ければ、自分はおろか
家族、親友、恋人、故郷、権利
全て強者に蹂躙される。
だから、自分が強くなければ何も守れない。
自分に降り注ぐ不利益なことは全て、
自分の実力不足だと捉えることで、
主人公が自分の周りを絶対に守ると決意した。
この言葉、ぐうの音も出ないほど正論だと思う。
この世界には、
諍いや食糧難によって、生きることすら
保証がない環境に生を受ける者や、
圧倒的な国家圧力の下で暮らす者もいる。
その点、我々はどうだろうか。
治安が良く、公園の水道水も飲める程綺麗。
社会保障も手厚く、餓死することはない。
こんなにいい国は中々ない。
自分ではどうにもならない一部の圧倒的理不尽(交通事故に巻き込まれる、災害、突発性の難病)を除いて、基本的に自分の身に降りかかる不利益のほとんどが自分に原因がある。
というよりも僕は、基本的にそうだと思い込むことにしている。
なぜなら、自分の身に降りかかる不幸の大体が自分を変えることによって解決するからだ。
以下のツイートを参考にする。
まずこれが大前提だが、
基本的に、他人は変えられない。
自分が変えて欲しいと思う部分のほとんどが、
他人は変えたいと思っていない事が多い。
人間、現状維持が1番心地が良いし、人に言われて重い腰を上げようとはしない。
他人を変えようとすることは、費用対効果が圧倒的に悪い。
自分の本当に大事な人でない限りは、コスパが悪すぎるから、基本的に変えようとしなくて良い。
本当に大事なのは自分だ。
上司に不満があるなら、
上司に怒られる自分が悪い。
その会社に入った自分が悪い。
全く給料が上がらないなら、
給料が低い業種を選んだ自分が悪い。
他の道を模索しない自分が悪い。
自分に厳しすぎるかもしれないが、
そうでもしないと不利益を回避できない。
避けられないから皆何かに責任転嫁したがる。
それほど、普段からストレスとなるような不幸は
壁が高い。
正直、普通に理不尽なことも世の中には多い。
自分で自分を誤った方向に責めてしまう人は
このやり方は向いていない。
そうでない人は、
全ての物事の原因は自分にあるという
原因自分論で考えるといいと思う。
上記の2点は、転職や新たなスキルを身につける、お金の勉強等をすることにより解決できる。
もちろん、たまたま周りが助けてくれることはある。だが、それは根本的な解決には繋がらない事は火を見るよりも明らかだ。
皆も本気で決断する時は、自分自身でケジメをつけるはずだ。
原因自分論の考え方は、それと同じ。
自分に降り注ぐ不利益を回避するには、
自分を変えることにおいて他にない。
逆に言うと、自分の身に起こるいいことも
全て自分が原因だ。
いいことばかり起きるのは、ラッキーじゃない。
自分が引き寄せたものだ。
今の世の中では、何の努力もせずに
不利益を被ることなど至極当然であって
原因は自分以外の何者でもない。
自分では何も改善しようとせず、
常に何かに責任転嫁をする人間は
いつまでも不利益を被る。
自分に厳しすぎる冷酷な考え方でもあるから、
強靭なメンタルがある人は、参考にして欲しい。