志摩を北上して到着する小さな港町。
三重県鳥羽市と言えば・・・!
鳥羽水族館!
1955年の開館からラッコブームを経て、バブル期に乗じて巨大化を果たし、今でも累計訪問客数は歴代2位、全盛期の1/3とはいえ、年間90万人の観客が訪問する水族館大国たる日本国を代表する水族館ですね!
このフロントを見るたびに格の違いを見せつけられますね!
水族館の朝イチはみんな寝てますが、観客はめっちゃおりました。
はやいんよ・・・・
もうラッコさんを独占してみることは出来なさそう。
ところで、今日はここについて書きません。今度書きます。
そうです。船待ちで時間をつぶしていました。
贅沢ですね?
今回の旅行の目的は、
伊勢湾に浮かぶ「神島」を訪問するため。
ただ波は若干荒れてたみたいで。
「帰られないかもしれないですが、それでも大丈夫ですか?」
と聞かれましたね。でも折角だし、このタイミングを逃したら…
そのために前日に鳥羽入りしたんだし…
ということで乗りましたが、本当に揺れました。
グロッキーになりながら無事上陸しました。
神島は、三島由紀夫という小説家が1954年に発表した「潮騒」の舞台と言われる島です。高校生の時に読んで、島の美しい描写に魅かれていつか行きたいなぁと思いながら10年が経っていました。
簡単に小説の説明をすると、10代の若い漁師と海女が苦難を乗り越えながら結ばれる純潔な恋愛物語です、ね!
金閣寺や、仮面の告白とかから入ると違和感を覚えるけど私はこの潮騒から入ってるので…むしろ金閣寺が暴力的で読むのに苦労しました。
とりあえず一周してみました。
離島らしく、路地が兎に角狭いんですよね。
勾配もきついです。
日間賀島は楽だったねぇ・・・
この坂道を毎日登ってたら、荒波なんて余裕ですね。
後ろを振り返ると伊勢湾です。
振り返ると海がある。これが離島観光の醍醐味ですねw
そして到着しました。
八代神社です。
階段が妙にきつかった・・・・
作品にも登場してますね。
映画だと、ヒロインと主人公を演じた山口百恵と三浦友和がお祈りしている写真・・・?を島の旅館で見ました。若かったです。
なんだか足が痛い・・・
実にシンプルな神社でした。
さらに奥、山道を登ると神島灯台。
ここに主人公、毎日お魚持参しに行ったのか・・・・
歩いて思うんですが、健脚ですね!
小説の最後はこの灯台で〆られます。
作品に登場する灯台守という存在はもう70年経ってるから居ませんでした。
海すっごく綺麗でした。
恋人の聖地の看板がありましたね(笑)
さらに奥の山道を下ると……
後日気づいたんですが、私踵を骨折してたみたいでした。
そういえば、仕事中にパイプ椅子から落ちて強打してました。
微妙に痛いけど治るでしょうということで放置してたんですが、悪化したのは火を見るより明らかだったのです。
さて、戦前の遺構、監的哨跡です。
この建物は小説では秘密の隠れ家みたいな扱いで出てきます。
二人のシーンのクライマックスで、
大雨の日に互いに焚火を挟んで裸で抱き合う舞台ですね!
集落からかなり離れてました。こんなところで待ち合わせするんだ。
椅子とかもあるからか、
一緒に船で行ったおじさんがカップラーメンを食べてのんびり海を見ていたり、
お父ちゃんと子ども3人がお弁当とお湯を持参してご飯を食べていたり……
それも楽しみ方の一つですね。伊良湖岬が近くに見えました。
伊良湖燈台が見えます。
別方面から見ると、師崎が見えます。
愛知県近いなぁと思いますよね。
20分ぐらい休憩して、再び歩き出します。
小説でも出てくるカルスト地形の浜辺です。
裏には小中学校がありました。
風が強くて、子どもだったら飛ばされそう・・・
どうしてもお手洗いに行きたくてダッシュで駆け抜けました。
小説執筆当時は発電機が壊れてたみたいで、今は本土から電気が来るみたいです。
さすがに70年前と今とじゃ…生活レベルがダンチです。
帰りの船が来るかは凄く不安だったんですが、
予約してたご飯を食べて…
タコツボを見に行ったりしていました。
この島は小説通りタコが有名です。
伊勢湾がそもそもタコの産地だし?
もう一周しようかな?とも思ったんですが、足がもう痛くて痛く……
待合室でのんびりしてました。
帰りはさらに激しくて、もうぐったり…
結構苦労したし、若い漁師さんも若い海女さんもいなかったけど、
行こうと思わなければ行けないところなので、
行けて本当に良かったです。
さて、私半日だけ有休をとってスーツのまま鳥羽に行きました。
いつもの民宿に泊まっちゃいました。
ご飯が美味しいんですよね。
おデブなアライグマとにらめっこしてました。
さて、今日は海の日ですので島旅についてお話ししました~。
次回はtwの内容で火曜日更新!
みんなの楽しい3連休をお祈りしています、お気をつけて!