木曜の夜、図書館で借りた吉本ばななの
「なんくるない」を読み終えた。
3月は期末でてんてこまいだった事、中旬に韓国へ旅行した事
そしてその直前にばたばたと4月からの大学の入学手続きの準備をした事・・・
ほんと目が回るぐらい忙しかった。
それに加え、何かと弱気になりがちな心を奮いたたせるべく
読む本が自己啓発系の「どんどんいってまえ」型のアグレッシブな
本を多く読んでいた。
何だか気持ちがあっちこっちちょっととんがりすぎて、いびつになっていた。
肩に入った力をぬきたいな、と思っていた時に出会ったのが
「なんくるない」だった。
吉本ばななさんが、沖縄に旅行、取材し観光客の立場から書いた本。
彼女の本はどうしてこんなに表現が豊かなんだろう。
人の心の移り変わり、景色の描写がプリズムのようにきらめいている。
心のひだに沿って丁寧にすくいとられていつような、時々そのやさしい
言葉の海でたゆたうような、文字1つ1つに力があって読むのが
本当に楽しいし、すっと心に響いてくる。
この本は沖縄の不思議な力が働いているようで、ばななさんの感性が
いつも以上に鋭く研ぎ澄まされている。
話のストーリーはどれもが肩の力を抜きなさい、人生をそんなに追い詰めないで
人生って思っているより「なんくるない」んだよと語っている。
沖縄には2度行ったことがある。
どこまでも続くさんご礁、白い砂浜、透き通る青い青い海。
そしてさんさんと降り注ぐ太陽。
この本を読んですぐにでも飛んでいきたくなった。
ずっと会社にいて、PCや電話や人に囲まれてなんだか息苦しい。
海と空との自然にどっぷりと身も心も浸ってゆるゆると融けていけたらなぁ・・・
身体がもっと自然を!って悲鳴をあげている。
Ausで御世話になったガイドさんが沖縄へ移住した。
何というタイミング!これは偶然?それとも必然?
どちらにしろ、沖縄が間違いなくおいでおいでと私に手招きしている
そんな気がするな!