土曜日朝早く起きて、大阪国立国際美術館へ中国国宝展を見に行きました。
国立国際美術館は吹田から昨年10月に大阪の中ノ島に移転してきたばかり。
全面ガラス張りの開放感のあるピカピカの美術館になっていた。

エスカレーターで下に降りていくと、常設のブロンズが3体ばかり見える。
その中の1体がピンと来るものがあったので近寄って見てみる。
ジャコモ・マンズー作「枢機卿」
ローマ国教会の枢機卿がモチーフで、その顔は穏やかだけれど
威厳に満ちていて、静かな存在感がずしんと伝わってくる。


その後今日の目玉である国宝展の会場へ。
考古学の新発見」と「仏教美術」の2点にテーマを絞った展示となっている。

考古学の発見のコーナーでは、玉(ぎょく)の作品の見事さに息を呑む。
秦の始皇帝陵で発見された傭(よう)も剥き出しのまま飾っていて
数千年前の物と今一緒の同じ時間の流れにいて同じ空気・空間を共有している事が不思議に思えた。

仏教美術のコーナーでは時代と場所によって少しずつ、衣や仏様の髪型、
体格、顔立ち、装飾品、背後の装飾が変わっていくのがわかり、
仏像ばかりなのに見てても全く飽きなかった。

この仏様達は、幾星霜世の中を見守り続けてきたのだろう。
目の前にはどんな風景が広がっていたのだろう。
どんな風が吹き抜けたのだろう。
ほっそりとした、優雅に投げ出された仏様の足の先を見ていると
何だか長い歴史がその足先に見えるような気がした。


本日のお茶のお手前:御濃茶
本日の御菓子   :梅林(鶴屋八幡特製)          
           紅梅色の牛皮にあんが包まれていた。
本日のお花(床の間: 辛夷と椿(西王母)           
            お花の御稽古はお休み

※ ジャコモ・マンズー  イタリアの超有名な彫刻家でした。                    あぁ、勉強不足なり