土曜日は、月に3度お茶の御稽古に通っている。
今日は初めてお茶を習うという人が見学に来られていた。
その人の御茶碗を扱う、ちょっとぎこちない仕草を見ていると
4年前の事を思い出した。
私が初めて、お茶の教室に足を運んだのは4年前の
今日と同じ、寒さのまだ厳しい冬の晴れた日だった。
その時のことはものすごく寒くて、ものすごく緊張した事を覚えている。
社会人になっても、一向にしとやかな娘らしくならない私を母が見かね、半ば引きずられるようにして連れて行かれたのだった。
その頃の私は、お茶=昔の因習やきまりにがちがち固められた古い、かたくるしい世界と思いこみ、お茶を習うように何度も言われたがそのたびに
つっぱねていた。
お茶室に入ると、炭が真っ赤に燃え上がり、お湯が静かに沸いていた。
障子からは、ほんのりと外からの光が入り、畳や白壁に
えもいわれぬ陰影がついていた。
初めて足を踏み入れたお茶室は、すっきりとしていて
なぜかどこか懐かしい感じがした。
緊張して固くなっていた身体がすぅーっとほぐれていくのがわかった。
そしてお手前が始まり、亭主が棗(なつめ)を開けた時の感動は
今でも忘れられない。
とろっとした黒の漆が塗られた丸い筒の中に、目に鮮やかな抹茶の黄緑が私の目に飛びこんできた。
「きれい・・・」私がお茶を習おうと決心がついた瞬間だった。
4年目を迎え、一通りの事は大体わかるようにはなったもののまだまだ学ぶべき事は多く、毎回が発見の連続だ。
今日初めてお茶を習うという女性を目の前にして、私はお茶の
“お”の字も知らなかった4年前の頑なだった自分を懐かしく思う。
本日の主菓子(おもがし): 菜の花のきんとん(鶴屋八幡)
本日の御手前: お薄(筒茶碗)
お茶の事は、これからぼちぼち書いていくけれど
私が読んで共感を覚えたのは↓

著者: 森下 典子
タイトル: 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ
今日は初めてお茶を習うという人が見学に来られていた。
その人の御茶碗を扱う、ちょっとぎこちない仕草を見ていると
4年前の事を思い出した。
私が初めて、お茶の教室に足を運んだのは4年前の
今日と同じ、寒さのまだ厳しい冬の晴れた日だった。
その時のことはものすごく寒くて、ものすごく緊張した事を覚えている。
社会人になっても、一向にしとやかな娘らしくならない私を母が見かね、半ば引きずられるようにして連れて行かれたのだった。
その頃の私は、お茶=昔の因習やきまりにがちがち固められた古い、かたくるしい世界と思いこみ、お茶を習うように何度も言われたがそのたびに
つっぱねていた。
お茶室に入ると、炭が真っ赤に燃え上がり、お湯が静かに沸いていた。
障子からは、ほんのりと外からの光が入り、畳や白壁に
えもいわれぬ陰影がついていた。
初めて足を踏み入れたお茶室は、すっきりとしていて
なぜかどこか懐かしい感じがした。
緊張して固くなっていた身体がすぅーっとほぐれていくのがわかった。
そしてお手前が始まり、亭主が棗(なつめ)を開けた時の感動は
今でも忘れられない。
とろっとした黒の漆が塗られた丸い筒の中に、目に鮮やかな抹茶の黄緑が私の目に飛びこんできた。
「きれい・・・」私がお茶を習おうと決心がついた瞬間だった。
4年目を迎え、一通りの事は大体わかるようにはなったもののまだまだ学ぶべき事は多く、毎回が発見の連続だ。
今日初めてお茶を習うという女性を目の前にして、私はお茶の
“お”の字も知らなかった4年前の頑なだった自分を懐かしく思う。
本日の主菓子(おもがし): 菜の花のきんとん(鶴屋八幡)
本日の御手前: お薄(筒茶碗)
お茶の事は、これからぼちぼち書いていくけれど
私が読んで共感を覚えたのは↓

著者: 森下 典子
タイトル: 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ