日本の社会がまだこんなだったなんて。こんな事がまかり通る国から来たと思われたくない、恥ずかしいです(汗)北米が見習うべき、いい所もいっぱりある国なのに・・・
最近世間を騒がせている、東京医科大が女性の受験者一律減点をしていたというニュース。女性合格者を3割程度に抑えるためで、理由は結婚、出産で女性が離職すると医者が足りなくなるから、だそうで。男性も女性も、今でも結婚や出産で離職を余儀なくされる働き方が主流なんて、悲しいなぁ。社会が変わっていくにはものすごく時間がかかると思っているけど、ちょっと時間がかかりすぎじゃないかなぁ。
女子合格率が3割というのが、本当はどのぐらい不自然な事なのかというと・・・・こちら、2018年カナダでの医者の男女比。35歳未満に限っては、なんと女性医師4405人、男性医師 2835人です。(初めて、色文字を使ってしまったー!)
Number of active physicians by age, sex and province/territory, Canada, 2018
カナダで今55歳から64歳の医師達(女性医師7216人、男性医師 12710)が学生だった頃の男女比が、今の日本の医学部と同じという事。今から30年~40年前の話であります。単純に言ってしまえば、女性の働き方や世間の風潮は30年―40年も遅れている、といっても言い過ぎではないような気がします。実際、私の夫の祖母は若い頃、ここバンクーバーでホームデイケアをしておりました。かれこれ50年ぐらい前の話です。
このデータがいつ調べられたものかはわからないけど、日本での医学部の学生は30-40%が女性という事で、カナダとほぼ逆になっております・・・
こちらは少し古いデータ。2014年、カナダでの医学部の女性の割合は56.7%
What are the demographics of students admitted to canadian medical schools?
私は中学生の頃が一番、日本の社会って・・・と感じながら暮らしていたように思います。音楽が好きでブラスバンド部に入りたかったけど、謎の先輩後輩関係や、体育会系の走り込み(文化部なのに?!)に嫌悪感を抱いていたので断念。音大に行くと決めていたので、練習時間が取れるように、ひっそりと華道部へ。幸い高校は、生徒全員が北米にホームステイ研修に行くプログラムをすでに1969年から始め、世界を舞台に。世界に信頼される人に。がモットーの学校でした(笑)。進学校でしたが、伸び伸び学生時代を過ごし、やはりこの学校での北米研修で私の未来は変わりました。
シートベルト着用が当たり前の今でも昔はそうではなかったように、地道にコツコツ活動したら、そのうち世間が変わっていくのかな。うーん。色々なルールを決める政治の世界に新しい風が必要なのかな?でもやっぱり、変化、進歩、に驚くほどの時間がかかる小さな島国なんだなぁ、きっと。ぶつぶつ・・・素人のつぶやきでした。