昔見た映画をもう一度見るシリーズ 映画-真夏の方程式- | サボリ通信

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大村幸太郎ブログ

確か、、テレビでも放送されていて見ていたはずなのだけれど。、、
マジメに見てなかったのでしょう。
初めて見たような感覚を覚え、、さらにポロポロ涙こぼしてしまいました










真夏の方程式

原作 東野圭吾
監督 西谷弘
2013年 日本


ストーリー
小学5年生の少年恭平は、夏休みに訪れた玻璃ヶ浦で物理学者湯川と出会った。湯川は海底鉱物資源開発の説明会のアドバイザーとして招かれ、恭平の親戚が経営する宿に滞在する事になる。
ある朝、同じ旅館に泊まっていた客の塚原正次が海辺で変死体となって発見される。現場検証から堤防から誤っての転落死と判断されたが捜査を進めるうち、塚原は殺害された可能性が濃厚になってゆく。
事件には16年前に塚原が担当した元ホステス殺人事件が絡み、恭平の叔父が営む緑岩荘の家族には重大な秘密があった。





娘さんの事だとか、チビッコのことだとか、子供系はイカン。やめてくれ、、そうで無くても近ごろは涙腺にくるのに

もの凄く情に厚いストーリーだけれどご存知クールな物理学者のドライ加減が良いバランスとなって程よく楽しめます。
これからの季節に「夏」な感じ味わえる映画を-と思って見ましたが爽やかな暑さというよりはジメッと心にきました

複雑に絡み合った大人たちが物語を進めて参りますが、軸は夏休みに叔父の家に遊びに来た少年恭平に「焦点」を当てていると感じます。




ちなみに、、
「焦点」とは

物理学的に−

幾何光学における焦点(しょうてん、Focus、Focal point)は、光軸に平行な光線が光学系に入射したとき、通過後の光線を延長した直線が光軸と交わる点である。レンズなどの光が両側から入射できる光学系については、焦点は2つ存在する。光学系の主点から焦点までの空気中での距離を焦点距離と呼ぶ。
像点(ぞうてん、英: image point)は、物上の一点から出た複数本の光線が再び収束する点である。すなわち物の位置に応じて像点は複数存在する(主点・物点・像点の位置関係はレンズの公式によって表される)。 焦点は、物が無限遠にある場合の像点である。誤解を招く恐れのない場合には像点を焦点と呼ぶこともある。
像点は概念的には点であるとされるものの、物理的には「錯乱円」と呼ばれる空間的広がりを有する。このように理想的でなくなる原因としては光学系の収差が挙げられる。収差が無視できる場合に実現できる最小の錯乱円は、光学系の開口での回折によって生じるエアリーディスクである。開口径が大きくなるほど収差は酷くなる傾向がある一方、エアリーディスク径は小さくなる。

wikiより−


すみません。



事件後、少年との別れの日、物理学者−湯川は少年にこう説きます。

「この夏、君は本当に色々な事を学んだ。 そしてこれからも君は学び続けるだろう。問題とは必ず答えがある、だがすぐに答えが出ないものもあるかもしれない。 それでも焦らなくていい、悩み続けていけばいいのだ。僕も悩み続ける、考え続ける。 君は決して一人では無い、それを忘れないように−」

そんな感じで映画と少年の夏は終わってゆきます。

もの凄く酷な運命を背負うのだけれど、少年は生きていくための方程式も物理学者から学びます。



例えば自分の子供が何か問題を抱えた時に、僕はこのような冷静な物事の解き方を言ってあげられるだろうか?
なんて考えてみたけれど、とても教えてあげられない自信ありです。泣
福山氏のようなルックスをもって説かれれば成る程~ともなりますが、僕の場合説得力欠けますし
なので子供と同じように悩んで苦しんで考えて一緒に色々やってみる事くらいが僕の落とし所です。

でも、たしかに物理学で物事を考えられたならそれは明確に原理が解るし、答えに繋がりやすく、そして楽しいものでしょうね



この夏、子供連れて海へ行く予定だから、何故塩水は身体が浮くのか? とか、魚釣りを物理学的に考えてみるのも良い
まあ湯川ハカセのようにスラリ物事の定義を教えられる父親であればいいのだけれど 実際には浜辺で波にのまれ回転して鼻水たらして笑われてるようなモンなんで
今年もそのあたりがオチでしょう。






例年とは違う夏休みを迎えるならば、今の生活を研究するのもいいかも。ウィルス渦中から学んだことをまとめてみても面白いかもしれないです

もしかすると、この夏はなにかを学ぶチャンスかもしれないですね



良い夏休みを
またブログします








映像もきれいな良い映画でした。製作会社の皆さまの作品これからも期待しています