いよいよ大腸検査を受ける。
検査室に入り、検査台に乗るよう促された。
横向きに寝ると、検査台の上で看護師さんに
名前などを確認された。
その間にも他の看護師さんたちが
点滴や機器をセットしていた。
システム的に禪院がテキパキ対応している。
すると、医師の声が足元の方で聞こえた。
準備が整っているかスタッフに確認した医師は、
そのあと私に「本日担当します」と挨拶をした。
そして看護師が医師に確認したあとに
静脈麻酔(鎮静剤)が投与されたようだ。
看護師に声をかけられたあとの記憶は全くない。
意識が戻ったのは、検査の終盤。
お腹の中を突かれる違和感を感じながら
意識が戻った。
ぼんやり意識が戻りつつある中で、
内視鏡が体内から出ていくことを感じた。
医師たちも意識が戻っていることに気づいたようで
「終わりましたよー」
と声をかけつつ、手際よく片付けていった。