「先生」であり続けるための努力

「スクールをやっている」というと、必ず

「ライバルを育てているみたいなもんだね。」

と言う人がいます。

しかし、生徒さんはライバルなのでしょうか？

一生懸命スクールをやることは、

自分の事業を脅かすライバルを育てることに

なるのでしょうか？

私は、それは怠け者の言うことだと思います。

生徒さんは教われば、成長します。

だから、こちらが何もしなければ、

そのうち追い越されるでしょう。

だからこそ先生はもっと努力をして、

常に生徒さんの一歩先をいかなければならないのです。

その時に大切なのが

「ビジネスを持っていること」だと思います。

誰かに教わった知識や技術は、

そのうち尽きてしまって、
「もう先生から教わることはないな。」と、

生徒さんが離れていってしまいます。

しかし、経験はし続けている限り

追い抜かれることはありません。

今後もビジネスにおいて様々なことにチャレンジし、

努力し続けていれば、

努力をし続けてきた人にしかできない経験をします。

たとえそれが失敗経験だとしても、

そこから学ぶことは多いはずです。

ですから、それを続けている限り、

生徒さんはずっと教わりに来てくれます。

「先生になる」ということは、

努力をし続ける覚悟を持つというここなのです。

カリキュラムはオリジナルで

まだ教えることに

不安がある時には、

既に出来上がったカリキュラムが

あった方が

なんとなく安心だからと、

どこかの協会がやっている

「○○認定講師」

のような資格を取得して、

それを教えようとする方も

多いと思います。

しかし、それらはあくまでも

「他人が考えたもの」です。

参考にしている程度なら

いいですが、

あまりそういうものに

頼っていると、

そのうち

「もっとこうしたい」

と思った時に、

自由がきかなくなります。

それに、せっかく同業者と

差別化するために

スクールを始めたのに、

同じメソッドを教える先生が

たくさんいるもので

勝負してしまったら、

そこでまたライバルが

増えてしまいます。

ですから、

スクールのカリキュラムは

「オリジナル」である必要が

あるのです。

もし、最初は不安だから、

何かのメソッドに

頼りたいとしても、

あくまでもそれは

オリジナルを作るための

１つの手段くらいに

考えてほしいのです。

教えるのは、

あなたの経験です。

あなたの経験は、

あなただけのもので、

他の誰にも同じことは

できません。

大丈夫、

スクールをやることによって、

あなたの強みも

もっと明確になりますから。

スクールを始める前にやっておくこと その①「お試しをやる」

スクールを始める時、

「カリキュラムはどうしよう？」
「テキストを作らないと・・・。」

と考えると思います。

でも、ちょっと待ってください。

その前にまずやってほしいことがあります。

まず誰か１人か２人、

親しい人にお願いして、
（家族でも友達でも、社内スタッフでもいいので）

とりあえず自分がスクールで教えようと思った内容で、
セミナーの「お試し・練習」をやってみてください。

この時、失敗したからといって大丈夫な人を選んでください。

むしろ多少失敗することを目的としているので、

それを周りに言って回ってしまうような人は選ばないこと。

そして、褒めるだけでなく、

厳しいことも言ってくれる人がいいです。

時間は、とりあえず１時間とか、

難しければ３０分でも構いません。

とにかく「まずやってみる」ことが大切なのです。

こうして実際に人前で話してみると、

いろいろなことに気がつきます。

上手く説明できないところがわかったり、

意外な質問が出て答えられなかったり、

「どこが良くて、どこがダメか」

がわかるのです。
 

やってみることで、

自分の姿に気がつき、

受け手の声を聴くことができます。

きっとあなたのお友達は、

「こうしたらいいんじゃない？」

という有効なアドバイスをくれると思います。

それから内容を練り直して、

例えば「レジュメ」を作ってみたり、

「パワーポイント」を作ってみたりして、

またやってみてください。

あなたがお客様に初めての仕事を提供した時、

ぶっつけ本番でなんて

やらなかったのではないかと思います。

何だって「練習」が大切なのです。

「練習」に「練習」を重ねていけば、

必ずどうすればいいかは

明確になってきます。