とある企業様で
定期的にビジネススピーチの研修を開催しておるのですが。
ビジネスシーンに活きるロジカルなスピーチは、
普段気兼ねなく流暢に話せる方ほど、
うまく組み立てられない傾向があることに気付きます。
先日の研修でも同じことを感じました。
普段の何気ない会話やコミュニケーションに自身のある方は
明るくとてもオープンマインドで親しみやすいのですが
理論的な話し方をあえて求められると
考えすぎて硬直してしまい、ののびのびと言葉が出てこなくなるのです。
やはり、自分の気持ちを中心に話す場合と
相手の立場や状況を考えて話すのは、
伝え方の意識が違うのでしょうね。
確かに私も、普段お友達とわははわははと話す時は
気を遣うアンテナが自分の方に向きがちな気がします。
話したいことを話すといった感じ。
ですが、研修や司会進行などお仕事の場面では
常にどうお伝えしたら
理解していただけるか、心地よく伝わるかを意識するので、
気のアンテナは広く外に向いております。
この場合は、相手が聞き取りやすい事を話す、という感じですね。
話し上手は聞き上手とも言いますが。
ロジカルに話すことは、
「相手の立場になる」という意識を身につけることにも繋がるのだ
と研修を開催する度に実感いたします。