こんばんは
青山サロン、パールの猪本節子です。
最近、ブランディングという言葉をよく耳にするようになりました。
ブランディングなんて、大きな企業のものと思っていませんか
大企業はもちろんですが、中小企業や個人でも、ビジネスをする上で、ブランドは重要です。
それは、お客さまに選んでいただくためです。
たとえば買い物をするとき、機能や値段など条件が同じなら、ブランドイメージがいいほうから買いませんか。
それどころかお気に入りブランドなら、多少値段が高くても買いたくなりませんか。
それがブランドの力です
サロンには、あなたの施術が好きで、あなたが勧める商品なら間違いないと信頼してくれ、何度もリピートしてくれる、あなたのファンだけに集まってほしいですよね。
あなたが理想と考えるお客さまに「○○といえば、どうしてもあなたから買いたい」と思ってもらえる関係性をつくっていくことが、パーソナルブランドを構築するということなのです。
『パーソナルブランディング』の著者ピーター・モントヤによれば、パーソナルブランドを構築する要素は3つ。
1) あなたは誰なのか。
経歴ではありません。
あなたが何の専門家なのかをはっきりさせましょう。
施術はひととおりできるけれど、いちばん得意なのはなんですか。
フェイシャルか、ダイエットか、リラクセーションか…
お客さまに「明日はデートなの!」という日に頼りにされると誇らしいですか。
それとも「あなたと話していると癒やされるわ」と言われると嬉しいですか。
2) 何をしているのか。
施術、物販、セミナーなど、収益の柱は分散させたほうがよいのです。
サロンではいろいろなことを提供できます。
大事なのは、それらに共通するコンセプトです。
ヤセる、キレイになる…それだけでは大ざっぱすぎます。
「脚ヤセ」と「小顔」では、お客さまが求めることはまったく違いますね。
あなたが情熱を傾けられることを打ち出しましょう
3)あなたが他の人と違うところ、あるいはお客さまにどんな価値を提供するのか。
これは、あなたの“強み”です。
「わたしには、そんなものはない」とおっしゃる控えめなかたが多いのですが、そんなことはありません。
あなたにとってはあまりにも簡単にできてしまうので、強みだと気づいていないのです。
あなたのお客さまに「ご贔屓の理由」「サロンの魅力」をお尋ねください。
また、親しい人に「わたしの強みって、なんだと思う?」と聞いてみるといいですね。
強みをビジネスに反映し、正しく発信できれば、そこに魅力を感じるお客さまが集まります。
ブランディングとは外見の演出法ではなく、究極の“引き寄せ”なのです