おはようございます。
青山サロン、パールの猪本節子です。
先日開催した第2回
「パール経営者の会」のご報告です
今回も素敵な方々にご参加頂きました。
講師
石川真理子氏
祖父方仙台藩士、祖母方米沢藩士という
武家の家系に生まれ
武家の娘として厳しい教育を受けた女性
明治22年生まれの祖母から躾され
「死というのは終わりではなく始まり」と教わり
武家のしつけの最初は死生観。12歳から14歳死を知る。ことばでも理屈でもない。
男子は切腹、女子は自刃の仕方を教わる。ではなんのために生きるのか…
死は不条理そのもの、それを受け入れなくてはならない。
それが覚悟というものであった。
「命のあることはありがたい。7歳にして私は自分の手を見て命のあることはありがたい」
と思い
それは存在していることの発見、その瞬間死が自分に降りてきたそうです。
今日できることは今日しよう、日々是を行うことで一種の強さになっていくのではないだろうか。
経営とは、覚悟が必要
わたしは、非常に通じるものを感じました。
死を覚悟するから 今を生きることができるのだと思います。
では、具体的にはどのような覚悟を日々持って生きればよいのか。
そのためには常に姿勢を正していなくてはならない。
石川真理子氏は、子供のころから姿勢を正すことを厳しく躾されてきた中で
祖母の「姿勢を見たら その人がどんな生き方をしているかが、わかる」と言っていたことが
心に残っているそうです。
ドキッとしますね。
合気道家の後健二氏もおっしゃっているそうですが
「天と地のつながりをもてばひとはぶれなくなる」姿勢を見ればそのひとがどんな生き方をしているかがわかる。
それは力が入った状態ではなく、無駄がなくいちばん力が入っていない状態なのです。
それがどんな状況にも対応でき、ブレずに対応できる姿勢なのは、武士の時代から
変わっていませんね。
これは23日に開催した「青山美人塾」に共通することですね
(こちらは後日お伝えします。)
経営者にとってブレない生き方、ブレない姿勢は美しさにもつながる大切なことだと
改めて伝える重要性を感じました。
そして、お話の中であった
女性らしい柔らかい強さは風呂敷にも例えられ
形はかわれど柔らかくあらゆるものを包みこむ
風呂敷は女性の強さと通じるところがありますね。
という内容が印象的で そんな女性美を目指していきたいなと思いました。
この世は、
陰と陽、勾玉で表される世界。どちらがいいわるいというはなしではありません。
まさに 「 円= 縁 」自分の芯をもって互いに助け合う関係
こういうときこそ日本人の持っていた精神、つまり武士道精神にもつながる一瞬の隙ををもとらえるような常にアンテナを高くし、精神を研ぎ澄ましていることの必要性を感じる
非常に学びのある
まさに「パール経営者の会」
にふさわしい内容となりました。
このような機会を頂けたことに
深く感謝したく思います。
ふだんは歴史の中で語られる「武士道」ですが、現代そして世界にも通じる人間としての教えだとあらためて実感する内容でした。
女性の修養を軸としたお話でしたが、「己に克つ」生き様は男女問わず、またビジネスにもあてはまり聴いていて身が引き締まる思いがいたしました。
ひとことひとことを聴きもらしてはならぬと思わずメモを取る手にも力がはいりました。今日の学びはなにかに悩んだり自分の行く道に迷いが生じたら思い起こす自分の指針といたします。
講演中に熱心に聴き入っていた経営者の方々でしたが、懇談タイムになると受け身ではなく活発にそれぞれの経験とてらあわせた質問などを積極的にされていたのもパール経営者の会ならではと思いました。
ご参加のみなさまに
大変喜んで頂きました