書いているうちに
ちょっと辛口になってしまいましたが…
それでもよければどうぞ。
栄養指導させていただく人の中には、
国が決めた制度と基準により、
あまり密にアドバイスが出来ない対象者も
いらっしゃいます。
その方たちは、期間中、
「ご自身で取り組んでいただく」ことになります。
でも、具体的なアドバイスが欲しかったり、
何かを言って欲しい人もいるようで、
しばしば「アドバイスがなかった」と
クレームになることもあります。
昨日も、そんな方と
電話で話すことになりました。
冒頭から、
「もっと食事内容とか細かく聞いて
具体的に言ってくれないと
何も出来ないじゃないか」
といったことや、
「個人に合わせた話をしないと
意味がないんじゃないか」
といった話をしてきました。
もちろん、その気持ちもわかります。
結局、人に言われないと
何も出来ない人もいますから。
でも、自分で出来ることは
たくさんありますよね?
健康情報をよく見るのなら、
それを自分に置き換えて
長期的に取り組んでみましたか?
体重を測っているのはよいですが、
ご自身の生活習慣と合わせて
どんなときに増えて、どんなときに減るのか
分析して、行動しましたか?
「具体的にアドバイスがほしい」と言いますが、
生活習慣の中で
何が良くて何が良くないのか
誰かに話すことは出来ますか?
そもそも自分で感じた
健康に関する悩みや問題を
誰かに訪ねてみましたか?
厳しいようですが、
自分で出来ることなんて
本当にたくさんあります。
結局の所、自分で動かないと
何も変わらないのです。
情報提供はいくらでも出来ます。
でも、それを活かすも殺すも
自分次第です。
行動するのは自分なのですから。
電話で話された方には、
やんわりと自分で出来ることもあると
お伝えしました。
「自分で行動しろってことやね」と
何となく私の思いは伝わったと思います。
最後はいろいろと質問もしてくださり、
満足されたようでした。
「自己管理」の意味を
改めて考えた出来事でした。
