先日の電話での
栄養指導でのことです。
即病院受診が必要な方なのですが、
全く受診されていなくて、
以前、病院に通われていて
薬ももらっていたのですが、
治療を中断されている方がいました。
症状も出ているので、
本当に早く治療を開始してほしい。
そういう方でした。
受診しない理由を聞いてみると、
「仕事が忙しい」とのこと。
よく聞く話ですね。
ですが、症状が出ていることで、
日常生活に影響が出始めているのです。
ルーティンが出来なくなっていたり、
目覚めがスッキリしなかったり。
その方は、
「医者に行っても自分の痛みをわかってもらえない」
と嘆いておられました。
確かに、医師には
その人の本当の痛みは
わからないと思います。
当事者ではないですし。
でも、寄り添うことは出来るし、
治療することで改善に
導いてくれます。
対象者さんの思いは尊重しつつ、
受診してほしいという私の思いも
伝えました。
初めて電話で話をしましたが、
ほんの少しでも関わってくれた人ですし、
やっぱり健康でいてほしい。
そんな思いも伝えました。
いろいろ話しすぎてしまい
もしかしたら押し付けがましい指導に
なってしまっていたのかもしれません。
それでも、最後には
「近所に専門の医院はないのか?」と
興味を持ってもらいました。
そして、その方の最寄りの
医院を紹介して
支援は終了しました。
何がきっかけになったのかは
その方にしかわからないのですが、
結果的に受診してくれそうな雰囲気を
出してもらえたことは
すごく嬉しかったです。
それと同時に、
私は人が変わる瞬間が好きだということに
改めて気が付きました。
こういう仕事に携われて
本当に良かったです。
