心屋さんが以前書かれた医療系のお話。
とても共感し、自分の気持ちを残しておきたいので書き留めます。
私は福祉が行き届いているイギリスロンドンのもっとも福祉活動が進んでいるイズリントン地区に26年住んでいます。
息子は知的障害・心臓疾患・皮膚病・免疫異常を持って生まれてきました。
ここではADHDや自閉症や知的障害・身体障害を持った人たちが普通に社会に溶け込んで生活しています。
何故か。
それは学校の先生たち、教育に携わっている人たち、ボランティア活動をしている人たちが心屋さんと全く同じ考えだからです。
そして自治体や国がバックアップしています。
こんな素晴らしい環境に26年も住んでいるのにも関わらず、昨年心屋さんの考えに出会うまで心屋さんの言動を批判されている人たちと同じところに私は立っていました。
それは息子の障害を使って、自分がどれだけがんばっているか、良い母親であるかを証明しようとそればかりに気が向いていたからです。
だから誰かに息子の事を言われたら、身が縮こまりました。恐れが襲ってきました。
「指摘された」「私はダメな母親と言われている」と無意識にそう受取っていました。
その度に責任転嫁したり、言い訳して逃げたり、「助けて」も言わず「しっかりしなきゃ」ってもっとがんばって息子を監視し続けていました。
それが息子の将来のため。
「それは違うよ」って言われたら頭にきてました。
「あなたに何が分かるのよ!」「あり得ない」と思ったり、スルーしたり
今から思うと、そうしなきゃ私を認めてもらう手段がなくなるんですもん^^;
だけど逆でした!全く逆なんです。
メンツや恐れ、今と将来の不安を子供に反映していただけで、囚われていたのは母親の私だけ^^;
彼のため、周囲の人に気に入られるため
彼の皮膚病をなんとか治そうと毎日朝から晩までこの洗顔、このクリームを使いなさい。ダイエットは・・・
と息子にも強制してました。
それを止めました。彼の中にある治癒力(免疫異常反応もあるんだけど)を信じ
彼は彼でいいと違いを認め、彼を認め、そんな自分も許したら
ホント不思議です。痛々しかった彼の皮膚が自然と軽くなっていっている。
「障害や症状を持ってる可哀相な息子」に仕立てた私に、息子は体をもって可哀相を演じてくれてたんだと思います。
本当にごめん!です。そんな母親思いの息子にありがとうです。
でももう解放しようって
心屋さんと同じ考えを持った人たちに囲まれ育ってきた彼は、ひとりの人間として人々に認められ、楽しく人生を生きています。
息子が幸せなのが一番^^
同じように愛して幸せを願ってしてきたこと
ただその元にある動機が違ってた それに気付かなかっただけ
「もっと、子供の味方をしてあげてよ」という心屋さんの言葉がとっても温かでした( p_q)