週末Southamptonに行ってきました。
その帰りの電車の中
前に座ってた女性の隣に荷物も持たない酔った男性が座ってきたと思ったら、女性にちょっかいを出し始めた。
お酒の匂いが後部座席の私にも分かるぐらいだったから、相当飲んでいたんだろうな。
あまりにもしつこいアプローチに彼女も意思表示してたけど、そんなの関係ない!嫌だと言われれば、獲物を獲得したい欲が増す~!とばかりに顔をどんどん近づけるおじさん。
それを見かねた大学生ぐらいの男性が、おじさんの気を彼女から離そうと話かけるも思うようにいかず。
周囲の乗客は見て見ぬ振り。
女性が嫌だと訴えないから車掌さんも何も出来ない。

どうして彼女はおじさんを無視したり、席を替えないのだろう?
怖いのかな・・?案外彼女も好んでやってるのかな・・?
私の知ったことじゃないかもな。
その内おじさん諦めてどっか行くかな。

いろんな思いが浮かんでは消えしてた。

でも1時間経ってもおじさん諦めず迫ってる。。。
会話の内容が耳に入ってくる。
ん~~~~ もういい加減にせい!と思った瞬間

私立ってました。
そして「会話を聞くつもりじゃなかったけど、こちらの女性は貴方の話にいい思いをしてるようには見えないんですけど」って言っちゃった><
そして続けて彼女に「警察呼びましょうか?」とまで言っちゃった。

おじさんにしたら全くもって面白くない。
私に対して「入国審査管理局に電話するぞ!」って脅かし?てきた。
でもそんなん痛くも痒くもない(笑)

おじさんが私を移民や不法滞在者扱いしている間に彼女が席を立って離れていった。
おじさん「折角のチャンスをだいなしにしやがって!」っと怒りだし
私に罵倒を浴びせ始めた。
ここは無視に限ると読書に集中しようとしたけど、内容が頭に入ってこない^^;
動揺してたんだろうな。

ずっと無視し続ける私に痺れを切らしたか
周囲の目をこの時初めて知っていたたまれなくなったか
「駅に着いたらお前の喉を掻き切ってやる!」って言い残して車両から消えて行った。

後ろに座ってたお兄さんが私に大丈夫かって尋ねてくれた時、張り詰めてた緊張が解れたのか、大丈夫って返事をしたものの、段々とおじさんの最後の言葉がリアルに感じられて恐怖に包まれてしまった。
このままやったらあかん><、と思ったので、お兄さんにバス停まで一緒に歩いてもらえるか頼んでみた。
そしたら心地よく了解してくれて、無事にバスに乗れました。

バスの中、何事もなかったように振舞ってる私に対抗するかのように、ずっとずっと抑えてる恐怖心が解放されたくて込み上げてくるのが分かりました。

やっと家に着いて、もう大丈夫!安全!と思った瞬間に
一気に涙が溢れ出して、怖かったな~でももう大丈夫やで~って言ってる私がいました。
ちょうど息子の彼女がいたので話を聞いてもらって、彼女の手料理を食べて落ち着いた^^;(単純)

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今まで私、上記のような困っている人を見ても行動に移せない
損得勘定で行動するのは卑怯だと思い込んでた。
でもそう思う私も行動に移せない。

ちゃんと英語をしゃべれない自分
すぐ言い負かされる自分
出来ない自分
周囲の評価を気にする自分

認めたくないけど、どうせ私には出来ないと心の中で言い続けてた。
だけど今回こんなことがあって行動に移したこと、自分でも驚いてます。

同時に
「彼女の問題なんだから、口を挟まなくても良い」
「無闇に自分の身を危険にさらすのは良くない」という人の意見を、何のわだかまりもなく聞けるようになったし
「私の知ったことではない」素振りをする人に対しても、今まで持ってた「卑怯だ」という前提なしに見ることができるようになりました。
今度もしまた同じようなことが起こったら、どういう行動が当人にも私自身にも良いか、考えられる余裕が出来たように思います。
前提が居座ってた場所がぽっかり空いた感じ^^