36w以降は週2の検診にしてくださり、通院は大変でしたが、精神的には落ち着いた臨月を過ごすことができました。
37w後半、そして入院初日、翌日のNSTが芳しくなく、ほんとーーーーに心配でした。
胎動もほとんどなくなり

早く切って出して

手術前の入院中は、毎日のNSTに加え朝晩の心音チェックもしてくださり、極力不安のないようにしていただき、感謝感謝です。
手術は半身麻酔の中で行われました。
まだ赤ちゃん出てきてないのに、涙が溢れました。
私のおなかで息耐えた5人の赤ちゃんのこと、同じ場所で受けた子宮外妊娠や筋腫手術のこと。
一気に脳裏に溢れて、涙が止まらなくなりました。
赤ちゃんが出てくる寸前、先生が私の腹に乗ってる

張りがほとんどなかったため、赤ちゃんが下がってなかった模様。
一瞬そこで涙が引きました

「赤ちゃんでましたよ」
看護士さんが教えてくれましたが、産声が聞こえない。
不安Maxの中、小さく鳴く我が子の声が聞こえました。
感動といとおしさで涙が爆発しました。
赤ちゃんを横に連れてきてもらい、最初にかけた言葉は、
「あいたかったよ!
母ちゃんあんたに会うまでいろいろ大変だったんだからー」
でした。
もう涙でぐちゃぐちゃ。
そして一晩、術後の激しい痛みに耐え、いま少し落ち着いたところです。
まだまだトイレもしんどい状態ですが、赤ちゃんと二時間過ごさせてもらい、痛みも吹き飛ぶ気分でした。
「あきらめなくてよかった」
手術台の上で、おなかを綴じてもらっているとき、こうつぶやきました。
先生は、「ほんとに、そうだね」
何度も何度も、苦しくて悲しくて、治療をやめようと思いました。
流産するたびに自分を責め、自然流産で受け止めた我が子を手に、駅のトイレでむせび泣いたこともありました。
高度生殖医療と言われる領域に足を踏み入れて4年、かかったお金は膨れ上がり、疲れ果てましたが、あきらめなくてよかったです。
この日を迎えて、まちがいなく人生で一番良き日となりました。