私は小学生の頃(ボキャブラ天国時代)から

爆笑問題の大ファンだ。



旦那は、私と出会い付き合い結婚して…

それまでに無かったルーティンが増えたり

新たな習慣を身につけるという様な事が

ほとんど何も無いのだが


たった唯一、それがあるとしたら

爆笑問題のラジオを聴く事だ。


私が聴いていたのを一緒に聴く様になり

今ではすっかり自ら毎週

私よりも先に、欠かさず聴いている。

「爆笑問題カーボーイ」と「日曜サンデー」の2つ。


この唯一の変化は

非常に嬉しいものである。



そしてその「カーボーイ」を

私は彼に遅ればせながら先ほど聴いた。

(※radikoで一週間前の6/8放送分を)



オープニングトーク、太田さんは

コロナでオリンピックが反対されている

現在の世論・分断に対し、

熱く(温かい)持論を語る。


国民が反対する姿は、

一年半前からずっと示し続けてきた政府の態度の"映し鏡"で、それらは"紙一重"であると。



そして、散々丁寧に考えを語り尽くした最後に彼は「間違ってるかもしんないよ?俺が言ってる事が正しいかは解らないし、状況によってまた変わる…自信なくなっちゃったよ」と(いう旨の事を)弱気に。



これだから太田さんは素晴らしい。大人だ。



私は、自分の意見こそが絶対に正しいと疑わず断言する様な人間が嫌いだ。


極左や極右の人々は常にそうであり、

或いは精神の青い者達はそうである。


はっきり言って、その様な者は恥ずかしいし

私だって以前はその様な者で

だからそんな青い正義感に満ちた頃の自分を

思い出し、毎日恥ずかしい気分に陥っている。



考え・意見は人それぞれであり


何が正論か?

正論が果たして全て正解か?


は、我々に言い切れる問題ではないのだ。



あまりに現代人は、

それを解らない人が多い。



正論合戦・論破合戦

「それな、それな」の大合唱…



それは、ただ単に"自分と同じ意見かどうか"

或いは"何となくそれっぽい雰囲気の意見に騙されている"だけである。



私は常々言っている


例え間違っていても、

愚かでも何でもいいから

「自分で考えた意見を自分の言葉で述べよ」と。



私は、必ずしも全ての意見が太田さんと

一致するという事は(当然ながら)無いが

それでも太田さんが

大好きだし、尊敬している。


彼は私なんかよりも遥かに大人で、

あらゆる立場の違う人々の気持ちを思いやれる、底抜けに優しい人間だ。



私は彼に比べたら

まだ幼く独りよがりで全く冷徹な女だ。




ところで太田さんが川柳を詠み出した際

ウーチャカが高須医院長(秘書)の

リコール不正問題についてピンと来ず…

「爆笑問題ならそれは知っておかないとダメだ!」と怒った所も、面白かった。



そう、思い返せば

私が初めて政治に興味を持ち、ニュースを見て新聞を読んで勉強する様になったのも

この「爆笑問題カーボーイ」がキッカケだ。


ウーチャカの様にピンと来ない自分が

もどかしかった。


爆笑問題のファンならそれは知っておかないとダメだ!って訳だ。






さようなら