今日は土用の丑の日

というわけで、

ポストにはウナギイヌの飾りを。


これは48年前、S先生に教えてもらって

糸鋸で作った現存する私の最古の図工作品。


前置きはさておき、本題へ。


6年生の担任が決まった初日から、

私はS先生と馬が合わず、

大嫌いでした。


なにをするにもキチッとしていて

拘束されるのが嫌いな私は

とても窮屈に感じてました。


なんとかS先生をやっつけたい‼︎


ある日、掃除の時間、

(なぜか、ことは掃除の時間に起こる⁈)

「センセー、

 ゴミ捨てに行ってきま〜す」

と、仲間と焼却炉


家から隠し持ってきたのは、

短時間で焼けるようにと、

細めのサツマイモ。


それをアルミホイルで包み、

焼却炉で焼きイモ


そして、

「センセー、焼きイモができたよ!」と、

S先生を校庭の外れにある焼却炉に

誘い出す。


なんだ、焼きイモを焼いてたのか

S先生は、こちらに向かってくる。

そこに待っていたのが、

大きな落とし穴‼︎


海辺の学校だったので、

校庭は砂地で掘りやすい。

そこで、昼休みから落とし穴を掘り、

準備していたのだ。


「あっ‼︎」と、

声を上げて、

S先生は腰まで落ちる。

私たちはみんなで

穴に落ちた先生を埋めちゃって、

「わーい」と声を上げ、校庭へ逃げる。


でも、かわいそうなので、

すぐ掘り出しに行く。


「ちょっと、ピーナッツ、

 出しなさいよ。」と、先生


みんな全力で先生を掘り出す。

コイツら、やったな、という顔をして

S先生は、みんなに声をかける。

「教室へ帰るよ。」

なぜか、笑みを浮かべて、

なぜか、お咎めなし。


S先生によく叱られたが、

いま思うと、叱るふりをしてるみたい。

メガネの奥のまなざしは、

いつも温かく、

いつも遠くを見ている。


やっつけたと思っていたけど、

結局、先生の手のひらで、

弄ばれていたみたい。


かなわないなぁ、S先生


つづく