いまはいただくことのない立場のサラリーマンですが、今月は、多くの皆さんにボーナスが
出て、懐のあたたかい頃かと思います。
教員時代のボーナスの想い出…
まずは、初めての夏のボーナス。
勤めたばかりでしたので、満額は出ず、たしか8万円前後のだったと思います。
嬉しくて、その封筒を持って、トンカツ屋に。ヒレカツを食べても1000円前後のだったので、
封筒のお金を使うまでもなく、財布のお金で十分でした。
そこで、こともあろうに封筒を車に置いてヒレカツに舌鼓。
満腹で駐車場に戻ると、車のガラスが割られて、ボーナスが消えていました(涙)
がっくりして、翌日勤務していると、それを聞いた大学の先輩が、帽子を持って学校内を回り
カンパを集めて、「元気出して、またヒレカツを食え!」とトンカツを食べるには有り余るお金を
手渡してくれました(また涙)。
次の想い出。ちょっと怖い想い出…
数年後、数十万のボーナスが出てたときに、たまたま学校の近くに懐石料理店がオープンし、
同学年の別の先輩と一緒に「これだけお金があれば、この店でも食べれるだろう。」と、
車で花輪の並ぶ駐車場へ。
そこには、10台以上の車が停まっていて、
「店も立派だし、混んでるね。」などと言いながら店内へ。
店に入り、二人は、「ん???」。店内の空気が何か違う。
そういえば、停まっていた車はすべて黒塗りの高級車…
店内はイカツイ男ばかりで、一般客はゼロ…
すると、とってもキレイなおかみさんが慌てて出てきて、
「すみません。今日は開店祝いなので、申し訳ありませんが、一般のお客様には
ご遠慮いただいていたおります。」
この雰囲気、そうだろうなと察した私たちは急いで退散しようとすると、イカツイ男たちうち、
貫禄のある一人が近寄ってきて、ドスのきいた声で、
「今日はお祝いですから、好きなもを食べていってください。」
それからあとは、何を食べたかは記憶にありません。なんでもかなり美味しい牛肉料理を
食べたのだけは覚えていますが…
先輩は、ボーナス袋を触りながら、やや震えた声で、
「これはぼったくられるだろうけども、これだけあれば大丈夫だろう。」と。
それを聞いて、命さえあれば、ボーナスはいらないと覚悟して、お会計に。
恐る恐るお代を聞くと、
「大丈夫です、先程の方が支払い済です。」
今風に言えば、「マジか?」というところですが、命があることの幸運に感じながら、
スタコラサッサと店を後にしたのでした。
ボーナスは大切に使いましょう❗