今日は通院日。
体調はまずまず、結果も良好。調子に乗って、この1ヶ月、自主的に、アガメイトゼリーを
1日2個から1個に減らしたが、カリウムは5.2。「透析の時の5.2とは違うから、大丈夫で
しょう。今度から1日1個にしましょう。」ということで、薬の減量に成功!
さて、体調についてはこれくらいにして、今日の本題は、先日見た「武士の一分」について。
映画を見ていてちょっと気になったことがある。
藤沢周平の作品は、「たそがれ清兵衛」の載っている短編集1冊しか読んでいないが、
時折感情をむき出しにする三村は藤沢作品の武士らしくなかったし、コミカルな場面が
多く見られるのも藤沢作品らしくない。
いったいどのあたりが原作で、どのあたりが脚色なのか。
というわけで、待合室で待つ間、原作を読んでみた。
本屋で探すと、「武士の一分」というタイトルの藤沢作品はなく、帯を頼りになお探すと、原作は
「盲目剣谺返し」という作品であった。藤沢小説らしい渋い作品。
全体を読んでみると、大筋は原作どおり。台詞までぴったり同じところもある。
原作では、あんまり書かれていないけど、従姉役の桃井かおりはおおよそ原作どおりの適役。
妻の「加世」、敵役の「島村」もだいたいあんな感じかな。
脚色してあるのは、やぱり現代若者風の「三村」と妙にコミカルな中間の「徳平」。
特に、徳平に笹野高史をキャスティングしたところが山田洋次監督らしいところじゃないかな。
笹野の演技がこの作品に小説とは違う映画らしい色をつけているように感じる。
小説は小説の楽しみ方、映画は映画の楽しみ方があるんだなぁと思った。