今日は手術について振り返る。 ![]()
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私の場合、ドナーの兄とABO不適合であったため、移植前に脾臓を摘出することになった。加えて、もと
の病気が嚢胞腎で、両方の腎臓が肥大していたため、左腎摘出を同時に行った。脾臓・腎臓同時摘出手
術は5/2に行われた。脾臓摘出による免疫力低下の効果は2週間くらいということであったため、移植は
2週間後の5/17に行われた。この間、透析と同時に血液中からドナーの血液型の抗体を取り除く血漿
交換が続けられた。
脾臓・腎臓摘出の手術は下の図のように、縦20cm、横15cmで、カタカナの「ト」の字型に開腹し、摘出
した。摘出した腎臓は2Lペットボトル大の大きさで2kgほどあったという。腹筋を縦横に切り開いたため、
術後の痛みはひどく、硬膜外麻酔に加え、痛み止めの注射をしたが全く効かなかった。術後、ベッドが計
量ベッドではなかったため、かなりの痛みの中、立って体重測定をすることになった。 ![]()
移植は、5/17に行った。脾臓・腎臓摘出の術後5日目から歩けたので、移植までにはかなり体力は
回復していた。手術は、左太ももの付け根を斜めに15cmほど切り、兄の腎臓を移植した。このときは、
腹膜を切開しなかったため、痛みはなく、硬膜外麻酔も血圧低下もあり薬剤は注入しなかった。術後、
左太ももの感覚の軽い麻痺が続いているが、機能にはまったく影響がない。
術後、もっとも苦しんだのが、帯状疱疹であった。②の傷の上から背中にかけて帯状に発疹ができ、
痛みは現在でも続いている。また、縫合部と胃が癒着したようで、②の術創付近がつっぱるような痛み
がある。かなり傷跡は大きいが、形成外科が縫合したため、比較的術創はきれいだと思う。
この傷跡を見た息子に、「お父さんのお腹、カタカナの「ト」と「ノ」があるね!」と言われた。このときから
お腹に「トノ」のある男になった。 ![]()
兄は、腹腔鏡手術の予定であったが、内臓に脂肪が多く、摘出こんなであったため、事前の説明通り
開腹手術となった。痛い思いをさせることになって、兄には申し訳なく思う。兄は、現在、本格的にダイ
エットに取り組んでいる。
2人とも経過は良好であり、担当医師・スタッフに本当に感謝している。 ![]()
